高野山☞830/88 | かんくら88

かんくら88

■あるきへんろにちょうせんの巻/ 四国遍路編 *小豆島遍路編
■くるまへんろにちょうせんの巻/秩父遍路編
■ボランティアできるかなの巻

五時半起床
六時半お務め

コインランドリーに一緒に行きご飯を持って来てくれ布団を敷いてくれたお坊さんが正装してお経を唱え始めた
なんという声だろう
お経の声が素晴らしい
じっと目を閉じ聞き入る
涙と鼻水が止まらない
へんな奴だと思われてもいい
それくらい素晴らしいお経だ

紅の豚、途中で来る

朝飯を食う
うまい
うますぎてまた泣く
泣くけどおかわりする

仕度して出発
さっきのお坊さんが玄関まで送ってくれた
ごはんおいしかったですと言うと
よかったですと笑う

いよいよ奥の院へ
朝早いのでまだ人がいない
水で清め合掌一礼して橋を渡る
橋を渡ると空気が違う
誰もいない杉並木を歩く
いろんな人のお墓があるけど
ヲレはバカだから
明智光秀がどこの人で
武田信玄が何をやった人か知らない
信玄餅は知っている

奥の院
みんなの分のお賽銭とお接待頂いたお賽銭をする
最後のお経をゆっくり読む
弘法大師 空海に
来たョ
短くなった杖も
ボロボロになった菅笠も
雨から守り抜いた掛け軸も
一度なくしたばあさんの指輪も
みんなでここまで来ましたョ
たくさんの人と出会えるようにしてくれてありがとう
道中無事でありがとう
呼んでくれてありがとう
と心の中で報告する

納経場に行くと
福島のおじさんと会う
笑顔で別れる
納経場のおじさんが歩いたの
と聞く
真っ黒い顔だからすぐ分かると
ゆっくりと丁寧に書いてくれる
おめでとうございます
と言ってくれた
せっかくだから京都の東寺によればと言われる
東寺近くの安い宿を紹介してくれた

戻る
どんどん空気がいつもの空気になっていくのがヲレにでも分かる
高野山 奥の院
本当に弘法大師 空海はいるんだ
と思う

地蔵院前まで来て一服
東寺に行くか考えるが
今回はこの奥の院で一度、終わらせようと思う

ボケーッとしてたらモッチーから着信
ぁーぁ 現実に戻るじゃん
と思いながら電話に出る
モテるの頼んだかという件について

忘れた
す、すまん
つか
自分で頼め

地蔵院前の土産物屋で土産の饅頭を買う
おばさんが
歩いてお遍路?
満願したの?
と聞いて来たので
ハイ
と答えると
饅頭を一箱お接待してくれた
納め札を渡すと飾らせてもらうと言う
飾ってあるのは金や錦の納め札ばかり
ヲレのは白くペラッペラなので恥ずかしいからいいです
と言うと
何言ってるの
歩いて回った人のが1番偉い
と褒めてくれた
ありがとうございます

真言宗の総本山
金剛峰寺へ向かう
納経してもらう場所がどこにもないので紙でもらう
中を見学
拝観料500円

昼なので飯を食う
蕎麦屋でカツ丼とアイスコーヒー頼む
いやいや
昼間から贅沢だ

なんだか急に疲れた
帰ろう

バスに乗りケーブルに乗り特急高野で大阪なんばまで行く

なんば着く
あー
ひとたくさん
目が回る
御堂筋線に乗り新大阪へ

新大阪で切符買う
席がないのでグリーン車
グリーン車初体験
高級おしぼりでる
顔から首からふく
オッサンだ

出張の時は
大阪遠いー
と思っていたが
大阪は近かった

会っという間に東京に着く
一番最初に感じたのは暑いという事
四国の暑さとは違う

静岡の実家に帰っていたモッチーと
埼玉の実家に帰っていたオカマティが慌てて東京駅まで来てくれた

なんだか昨日も会ってた感じ
足摺岬の後
残り半分かと
正直1番辛かったので
道後まで行けたのは二人のおかげです
ありがとうございました
お茶をして
家に戻る

ケンジとヨーコが起きていた
ケンジは白髪が増えたかな
でもハゲは変わらない
ヨーコはヲレがいなかったからか
珍しく穏やかなお顔をしていらっしゃる

アキヨシ一家も来る
アキヨシには生まれて初めて褒められた





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