66-69/88 | かんくら88

かんくら88

■あるきへんろにちょうせんの巻/ 四国遍路編 *小豆島遍路編
■くるまへんろにちょうせんの巻/秩父遍路編
■ボランティアできるかなの巻

五時起床
昨夜はクーラーなしで窓開けっ放しで寒いくらい
六時朝めし

福島のおじさんは10分前に出発ヲレは宿のおじいちゃんと記念撮影して出発
横浜のお兄さんもヲレの後に記念撮影

登山口前に横浜のお兄さんに抜かれる
スゲー早い
見た事ないくらい早い
登山口までもアスファルトの急坂だったので遍路道入った事に気がつかない

遍路道入る前に
靴ひも結び直すのと
強い味方の鈴出すの忘れる
マムシの恐怖の中、岩場の中でリュックおろし
靴ひも結び直し鈴装着
とたんにペース上がる
どんどん歩ける
1.5キロずっと急な上り坂

途中、福島のおじさんくたばってる
車に例えたらヲレは四輪駆動で福島のおじさんはスポーツカー
水を持って来るの忘れたらしい
大丈夫
ヲレ3本持ってる
渡す
いまなら1本1000円くらいで売れそう

ずんずん行くと遍路道終わり
昨日、宿のおじいちゃんに聞いた鉄塔まで来る
そこから鋪装道路
歩きやすいし信じられないくらい涼しい
ケド長い

やっと到着
横浜のお兄さんが手を上げて待っていた
30分前に着いていたとの事
福島のおじさんも到着
自転車の兄ちゃんはまだ来ない

66番 雲辺寺
お経をあげ納経
横浜のお兄さんと記念撮影
電話番号と住所交換する

みんなで下山しようとしたが
ヲレはお寺と山からの絶景を見たいのと一服したいので後から行く事にする
これでみんなとはもう会えない
すごく寂しいケド自分のペースを崩すとロクな事はない
仕方ない
普段の生活でも言える事
そんな事、今やっと分かった
ココロの底からみんな無事に結願してほしい

ロープウェイ乗り場で絶景見ながらオロナミンC飲む
売店からスピッツの歌聞こえる
なんて歌かな
いい歌だな

釈迦の元で悟りを開いた高僧達の等身大の像が500体
すごいからみんなにメールする
怖いョ
て返事くる
マッサージして写真撮って下山
標高910メートルから一気に740メートルも降りる

うー
止まらない
だんだん足が早くなっちゃう
ぜんぜん終わらない
岩から岩にどんどん行くから膝痛いョ
つーのを
一時間半くらい
最後は転んで顔から着地
四つんばいになる
膝擦り剥けたみたいで血がにじむけど
大丈夫
差し歯取れてないし
捻挫してない
生まれたての子牛のように立ち上がる

鋪装道路に出た時には
足がガクガク
とりあえず自販機探して休憩

歩く
下りを散々してきたから
平な道も足が進まない

登るの大変だけど下りは登りより大変
楽なのは下りはじめだけ
1番いいのは高台の涼しい尾根を鼻歌交じりで歩く事
鼻歌交じりで歩くには登らなきゃ駄目
これヲレの人生の教訓2010とする

67番 太興寺
門前で福島のおじさんに会う
あれ
さっき最後のお別れしたのに気まずいじゃん
相当バテてる
ヲレもだけど
ビ、ビール飲めるとこあるよな
どこかで飲んでるから寄って
と言われる

階段たくさん
登る
団体さんがいるからベンチで休む
お経を上げようとしたら電話着信
横浜のお兄さんからだ
うどん屋定休日だって
見間違えじゃないか何度も確認する
いやいや
うどん屋定休日でも8キロ先に喫茶店があるはずだ
と思い直す


今度は後ろに奈良の自転車の兄ちゃんがキタ
やっと追いつきましたョ
雲辺寺にはヲレ達より一時間半遅れて着いたとのこと
但し、下りは20分だって
自転車も大変だ
お経をし納経し二人でワイワイ話していたら
住職さんらしき人が
暑いのに大変だな
これをあげるよ

錦札を二枚くれる
二人で一枚づつ分ける

説明しよう
本当は写経をお寺に納めるんだけど88×2なんてヲレかけないからお経を納めましたって参拝の証として本堂と大師堂に置かれた箱に納める
お遍路の名刺代わりにもなる
ヲレは1回目だから白いペラペラしたの
札の色によって回数がわかるのだ
五回目~緑
八回目~赤
二十五回目~銀
五十回目~銀
百回以上で錦

179回目だって
スゲー
つか
お遍路宿に額縁に入れて飾ってあるのしか見た事ない
手で持ってるなんて
鳥肌が立つ
一生のお守りになる
二人で喜ぶ

自転車兄ちゃんとは太興寺で別れる
無事に結願できますように

ヲレはやはりうどんショックから立ち直れず12キロ先の宿に電話する
30分ダラダラする

歩く
暑い
山はあんなに涼しかったのに
つか
日曜の昼
誰もいない車もたまーに通るだけの道を歩く

ながい
何度も地図を見る
あんまり進んでいない

うどん屋前通過
絶対うまい感じのうどん屋通過

全く日陰と風がない

よっ!
まってました‼
喫茶店発見
定休日って書いてある
本で読んで絶対行きたかったのに通過

はらへる

68番 神恵院
69番 観音寺
ここは1寺2札所
太興寺の団体さんが来る
あなたさっきの寺にいたわよね
早いわねー
と囲まれるがここまで3時間だ
早い訳がない
ヲィ
飯か
昼飯をどこかで食ってたのか

お経をしていると地元のお婆さんが来る
歩きで通し打ちをしてると言うと
えらいなぁ(ここらへんでは大変という意味らしい)
と500円くれる
これはアンタが冷たい物でも飲め
お賽銭はこうやって私やれるからお賽銭にするな
と財布の小銭を賽銭箱に入れた
悪い人もいるから騙されるな
と言われる
納め札を渡すととても喜んでくれた
ありがとうございました


早速、寺の茶屋に行く
西日が強いので中に入り
アイスコーヒー
と言うと閉店時間と言う
ガックリしてたら紙コップに氷入りのアイスコーヒーを出してくれる
お接待だって
ありがたいです
西日が強いベンチで1人飲む

宿に行くと
麦茶と水ようかんを出してくれる
うれしいな
風呂に入り飯を食いお散歩へ
喫茶店発見
客誰もいない
カウンターに座りアイスコーヒー飲む
タバコ吸う
しあわせ
明日の確認のため地図を見る





最近、地図を見てると飽きない



愛媛県あるいた距離
7/25 サンパールホテル~ホテルコラール宇和島 39.7
7/26 ホテルコラール宇和島~まつちや旅館 27.6
7/27 まつちや旅館~大瀬の館 39.7
7/28 大瀬の館~笛ケ滝 27.6
7/29 笛ケ滝~やすらぎの宿でんこ 21.9
7/30 やすらぎの宿でんこ~長珍屋 20.2
7/31 長珍屋~かんぽの宿道後 16.7
8/1 かんぽの宿~なにわや 0
8/2 なにわや~コスタブランカ 28.0
8/3 コスタブランカ~仙遊寺宿坊 30.6
8/4 仙遊寺宿坊~栄屋 22.1
8/5 栄屋~ビジネス旅館小松 22.5
8/6 ビジネス旅館小松~松屋旅館 34.2
8/7 松屋旅館~民宿岡田 30.0
8/8 民宿岡田~若松屋別館 23.7

菩提の道場 384.5km