60-62/88 | かんくら88

かんくら88

■あるきへんろにちょうせんの巻/ 四国遍路編 *小豆島遍路編
■くるまへんろにちょうせんの巻/秩父遍路編
■ボランティアできるかなの巻

四時起床
五時出発

具合の悪かったおかみさんが玄関で見送ってくれた
熱は下がったらしい
よかった
ヲレは昨日から鼻水とセキがとまらない
完璧カゼだ

今日も朝日がキレイ
雲が少しあって天国の階段ができてる
でも太陽がのぼる前になんとか山道へ逃げ込みたい

今日の山は焼山寺より若干たかい
だけど、ただ登り続けるだけだ
地図で見ると最後、2キロでH455上がる
とにかく行ってみなくちゃ分からない

5キロ歩き六時
ファミリーマートで凍ったアクエリアス2本と水1本買う
荷物重い

長くてゆるやかな登り
2キロ先の遍路小屋でマッサージ

だんだん坂がきつくなる
途中、石碑ある
なになに
江戸時代にお釈迦さま再来

昭和48年9月にも
だって
意味がわからない
とにかく来たらしい

4キロ歩き遍路小屋でまたマッサージと休憩
もう八時
水汲み場がある
うまい
アブにたくさん刺される

そろそろと思っていたら
兵庫のUさん現れる
道後手前の長珍屋以来だ
わーい
とか言ってたら
福島のおじさんも現れる
すごい偶然
こんな山の中で会えるなんて
なにより山道心強い

置いていかれるのが怖いので先に出発する

久々にすごい遍路道
距離表記がむかしの石碑で
二十丁とか書いてある
七丁まで一気に登る
水を飲む
後ろから来ない
また登る
アブがずっと着いて来る
セキでると顔が熱くなる

表記八丁になってる
ヲレ下ってるのか
また七丁出てくる
でまた水を飲む
全然終わらない
いつもは山が明るくなってきて
あー頂上までもう少しとか分かるのに

九時半
山門到着
2キロで一時間半かかる
汗とまらないし
何していいか分からない
とりあえずトイレ
水を飲む
一服
三十分後、ふくしまのおじさん来る
四十分後、兵庫のUさん来る

60番 横峰寺
お経をし納経
納経場でどら焼きお接待してくれた
三人でどら焼き食いながら今晩の宿について話す

ヲレは
肉食える宿にした
と言うと
二人もそこにする
これで肉が出なかったらどうしよう

三人揃って下山
戻ってからの事を話す
福島のおじさんは高野山の後、引き続き西国三十三ヶ所を金が続くまで打つとの事
福島のおじさん
宿で酒飲まなかったらもう一周できるのに

ペースが違うので次第に一人で歩く
福島のおじさん下り、平道早い
あっという間に見えなくなる
兵庫のUさんは足が痛いのでヲレの後ろを歩いている
誰かがいるっていいな
すごく安心して山道を歩けた

若干の登りもあるがまきみちもあるため楽しい
でも8キロ休まず歩き続け足はガクガク
福島のおじさん待っててくれて香園寺まで一緒に歩く
香園寺に付き駐車場で休憩
疲れた

61番 香園寺
お寺じゃないみたいな建物
子安の弘法大師だ
安座祈願する
だるくて歩けないので福島のおじさんに先に行っててもらう
ヲレはベンチでくたばりながら昨日、朝飯用に買ったパンの残りを食う
兵庫のUさんと入れ違いで出発

62番 宝寿寺
町の中にあるすごく小さなお寺
兵庫のUさん来る
次の63番吉祥寺は1.4キロ先だから今日打っておかない?
と誘われるが
だるくて仕方ないのでヲレは先に宿に入る事にする

暑い
無風

宿に付くと福島のおじさん入浴中
一服してたら空いたのですぐヲレも入る
風呂入ったら少しよくなり
女将さんに喫茶店あるか聞き出かける
600メートル先
んじゃ寺打てたな
と思ったがまあいい

喫茶店でかき氷メロン味とアイスコーヒー頼む
かき氷メロン味にスイカトッピングで異様なかき氷に
でも
んまい
アイスコーヒーも飲んじゃう
寒くなり喫茶店出る

事態は先程より悪化
熱がある
フラフラになり薬局へ
クスリと栄養ドリンク買う
夕食まで眠る

夕食
肉デタ
つか
すごい量
1人1鍋
牛刺しもある
んまぃ
チョーんまぃ
宿は肉屋も経営してるらしく横では地元の人が焼肉食ってる
飯は三人の他に今日から区切りうちを再開した横浜のお兄さんも一緒
四人で遍路話盛り上がる
いや
肉があれば何人だって盛り上がる
肉で悟りを開けそう





これだけ食えば治るハズ
明日から三日間が最後のヤマ場だ