心を揺さぶるような映画や小説に出会えることって最近は減ったな
そういう意味でも七月隆文さんの作品に出会えたことは本当に幸運だったと思う
色恋沙汰の小説、ドラマは全体的に好きじゃなくて
良い小説なのになんで色恋を絡めてくるんだよって一気にゲンナリしてしまう
もう一度『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』を読み直して見て思うのは
愛美から本当のことを聞かされてショックを受けて
デートの最中に『辛いんだよ』と止める彼女を振り切って帰ってしまう
その後、高寿が『自分はどうしたい』という部分に意識をむけて乗り越えるシーン
愛美も『今の高寿に会いに来たんだよ』と言うシーンは
40歳になった私でも素敵だなって思う
テレビ、映画見てても視聴率稼ぐために話題の人を出すけど
内容は薄いものが多い中で
小説も実写DVDも大当たりってのはすごい
そしてこの作品に出会えたことに感謝したくなる