祝・高島生誕祭! 今年のテーマは「ちゃぶ台返し」 | 台東区入谷・浅草のピアノ教室《高島ピアノ塾》とピアニスト高島登美枝のブログ

台東区入谷・浅草のピアノ教室《高島ピアノ塾》とピアニスト高島登美枝のブログ

歴史と文化の地・台東区(浅草 入谷 上野)の《高島ピアノ塾》。
主宰者は早稲田大学出身の異色のピアニスト。
伴奏業の傍ら、東京藝大大学院で博士学位を取得。
20代から「音楽による経済的自立と社会貢献」を実践し
逆境から夢を叶えた音楽起業家人生のストーリー。

不肖・高島、
本日、誕生日でございますお祝いケーキ飛び出すハート

 

 

夫氏にレカン(上野駅貴賓室)でゴチしてもらった↓
メカジキのグリエ チミチュリ風

オレンジのドゥミセックとラタトゥイユ 

 

さらに日本橋千疋屋総本店で
マンゴーカレーとマンゴーのアメリカンケーキも



 

この日を迎えるにあたり、
自分を見つめ直したくて、
しばらく発信をお休みしておりました。

日頃、拙ブログを
ご愛読いただいているみなさま、
ごめんなさいねお願い

 

 

ショバは変わってもやってることは同じだった

前回のブログでは
「手放して再統合」というメッセージを
タイムリーに受け取ったということを
書きましたが…

ブログ休筆期間はこの
「何を手放すべきか…」
について、自問自答しておりました。

 

それでわかったことひらめき電球


私は生まれ落ちた環境から
必然的に予想され得る未来を

全部ぶっ壊して
自分の生きたいように
人生をデザインしてきた――
 

と、自分をとらえていましたし、
それなりに結果も出せてきたとの
自己評価もしてきておりました。

でもね。
よくよく考えてみると…

親の敷いたレールを
義理も人情もかなぐり捨てて
ぶっ壊したところまでは
我ながらあっぱれだったのですがOK

 

実はそれ、単に
フィールドが音楽の世界に
変わっただけだったんです汗

人から一目置かれる存在になるため
努力してがんばるという姿勢は、
社会的エリートを目指していた頃と
まったく同じ。

自分がゼロかマイナスで
とにかく足し算しまくる人生。

ただそのフィールドが
芸術という大好きな世界だったから
エリート街道を歩むよりも
モチベ爆上がりアップだっただけ。

 

ショバを引っ越ししただけで
やってる行動は、
おんなじだったやんガーン

…と気付いてしまったんですよね。
 

 

足し算人生

そして幸か不幸か私は、
引っ越し先の音楽の世界でも
足し算しまくって
それなりに結果を出してしまった。

20歳過ぎ、鬱で自殺未遂、
地方出身で下宿にピアノなし、
親は猛反対でお金は出してくれない、
東京の楽壇に知り合いはゼロ...
 
こんな状況で
クラシック音楽家を目指すのも
あっぱれなアタオカ叫びぶりだけど――

自分でグランドピアノを手に入れ、
音楽のみで100%経済的に自立して、
音楽家の夫とのパートナーシップも良好、
音大卒じゃないのに公募で音大講師になり、
世界超一流のバレエ指導者たちと仕事をして、
都心(旧江戸市街地)にマンションを買い、
働きながら博士学位を取って
国内芸術系最難関大学の修了証書をゲットし、
7桁納税している――
 
うん…
ひとまずのところ
社会的に目に見える結果を出して
「幸せ」な人生を歩んでいることに
感謝しなければなりませんね。
かみさま、ありがとうラブラブ
 
だけど、それはそれとして、
正直、このあまりの足し算ぶりに
我ながら
うんざりドクロしてしまったんです。


そもそも私はなぜ
こんなにも狂ったように
足し算しまくったんだろうか…はてなマーク
 
 
 

父に認めてほしかった

このひと月、私はそれを
ずっと考えていました。
 
で、現時点で到達している結論。
(まだ先があるかもしれないけど…)

それは――

自分のやりたいこと(音楽)を
追求しているつもりが
いつのまにか
他人からよく見られたいということに
すり変わっていた、ということ。
 
その原因。

私がエリート街道を蹴って
音楽の道を選んだことについて
父親との間には
大きなしこりが残ったんですよね。

そのため、音楽の世界で
父にもわかるような成功を収めて
自分の選んだ道を
父にも認めさせたいという気持ちが
強く働いたのです。

「クラシックじゃ食べられない」
と思ってる父に
反証を突き付けたかった!!

仕事がなくて
泣き言を言って大阪に帰ってくることを
期待している父の
鼻をあかしてやりたかった。

そう考えると
私の必死の足し算人生は
父に認めてもらうための
悪あがきだったんだな~目
と気付いてしまったのです。

つまるところ
父の愛を求めていたんでしょうね。
 
 

自分はどこに行った!?

そもそも「足し算」という発想自体、
「自分の現状では不十分」という思いを
裏側にはらんでいますよね。

そして、私の場合、
足し算の目的も
人から成功者として
見られることにあったわけで――
 
イタい。
イタ過ぎる真顔

だってここには
「自分を大切に扱う」
という心がまったくない。
 
それどころか
自分の存在にケチをつけ
マイナス評価を与えている。
それも他人目線での採点で。

宇宙の摂理というか
思考は現実を創るという法則からいけば
こんな心の働きを何十年も続けていて
幸せになれるわけがない。

それでもまぁ、
好結果が得られているのは、
きっと私が音楽を大好きで
足し算の努力も
ワクワクしながら
やっていたからじゃないかな。

今となっては、
エリート街道を捨てた瞬間の
No Music, No Life!
というクレド(信仰告白)が
私を救ってくれたんだと思う。
 
 

足し算をやめる

…というわけで、今、私は
長年、直視してこなかった
「自分」
という存在と
がっぷり向き合っています。

私がどんな人間で、
何が好き(嫌い)で
何を幸せ(不幸)と感じるのか。

そこを見極め、
もっと尖らせていきたい。
 
そのためには自分の中で
今までは「価値」だと思ってきた
足し算の努力の成果を
いったんチャラにしてみる必要があるな…と。
 
でないと
いつまでたっても
社会的に(つまり父親に)
認められるための足し算の価値観でしか
世界の風景を捉えられない。

だから誕生日からの
今年1年のテーマは

ちゃぶ台返しピリピリ
 
…で行こうと決めました。
 
だからこのブログに掲載していた
自己紹介やら動画やら
教室案内やらLINEやらも
いったん全部更地。

ハッシュタグも一新。
「クラシック」と「ピアノ」と
「高島登美枝」は残したけどねニコニコ

そして自分の願いに
ちゃんと耳を傾けてあげようと
決めました。

大きくて立派な夢だけじゃなくて
三大欲求レベルの
しょーもない願いも
軽く扱わないことにしました。

だいたい生理的欲求を我慢して
努力をするなんて
よく考えたらこれほど
自分を粗末にしていることなんて
ないでしょビックリマーク

この世に生きている自分を
認めて、喜んで、大切にする。

そのために
世間の目線をいったん捨てて
すっぱだかで更地を
そのときどきの
行きたいところに向かって爆走する。
(↑比喩だよ)

そんな1年にしたいと決めました。

こんな私がどこに行きつくのか、
ブログ読者のみなさまには
ぜひ見届けてやっていただきたいと
誕生日のギフト代わりに
お願い申し上げますハート