ぎゃ~!! 電車でアイスが降ってきた! | 台東区入谷・浅草・三ノ輪のピアノ教室《高島ピアノ塾》とバレエピアニスト高島登美枝のブログ

台東区入谷・浅草・三ノ輪のピアノ教室《高島ピアノ塾》とバレエピアニスト高島登美枝のブログ

歴史と文化の地・台東区(浅草 入谷 上野)の《高島ピアノ塾》。
主宰者は早稲田大学出身の異色のピアニスト。
伴奏業の傍ら、東京藝大大学院で博士学位を取得。
20代から「音楽による経済的自立と社会貢献」を実践し
逆境から夢を叶えた音楽起業家人生のストーリー。

浅草 入谷 台東区のピアノ教室

《高島ピアノ塾》主宰、

バレエピアニスト、音楽学研究者、

コレペティトゥア兼歌曲伴奏者の

高島登美枝です。 

本日もご来訪ありがとうございます。

 

タイトルの通り、

昨日はとんでもない事件に

遭遇しましたゲッソリ

 

FBお友達のみなさんは、

昨日の投稿でご存知だと思います。

 

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事の顛末は以下の通り。

 

夕方の5時ごろ、

私は日比谷線に乗っておりました。

 

仲御徒町から乗りましたが、

運良く座れました。

うちまでは上野→入谷とふた駅。

いつものようにスマホで

FBなんぞ見ておりました。

 

仲御徒町の次駅・上野は

人の出入りの多い駅です。

大勢降りて、

もっと大勢乗ってきます。

 

上野からは、

身体が密着するほど

満員ではないものの

立っている人もかなり多い混雑具合。

 

座席前のつり革は

ほぼふさがっている状態で、

ドア前の空間も

ゆるやかですが

人が埋まっているぐらいですね。

 

しかし、この時間にこの程度は

いつものことなので、

気にも留めず、

スマホ画面に見入っておりました。

 

電車は上野を出発。

あと1分ほどで

私の下車駅・入谷です。

 

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すると…

 

ピチャッ!!

 

…という音ともに

冷たい水しぶきが

私の足にかかりました。

 

一瞬(十六分音符1個分ほど…笑)

理解不能で頭が真っ白になり、

次に「何事はてなマーク」と

足元を確かめると

そこには半分以上溶けた

巨大なアイスクリームの塊がポーン

 

 

それこそ、

三口分くらいはあったでしょうか。

 

(ここ、日比谷線車内だよね。

なんじゃこりゃ!?

 

…と周囲を見まわすと

私の前の吊りかわにつかまっていた

肌の露出の多い女二人が

「すみません」

と妙なイントネーションで言いながら、

私のスカートのすそを拭き始めました。

 

顔立ちから見ると、

東南アジア系の外人らしい。

(華僑系ではなく、南方現地系っぽい)

 

そう。

くだんの物体は、

床に落ちたときに

私の足首にはねを上げただけでなく、

床に落ちる前に

私のスカートのすそを経由していたのです。

 

よりによって私、昨日は

フレアースカートを履いておりました(爆)。

 

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都心を走る満員気味の電車内で

溶けたアイスが上から降って来ることは

正直、想定外でしたので、

事態を把握し脳内で整理するのに

3秒くらいかかりました。

 

(アイスだから、

洗濯すれば何とかなるか…)

 

(一応謝ってはいるよね)

 

(もうすぐ降りるんだけど…)

 

いろいろな思いが

1秒くらいの間に頭の中を

駆け巡ります。

 

でも、やっぱりこれって何か変ビックリマーク

 

直感的にそう思ったので

私は言いました。

「一緒に降りて駅員室に来てください。

クリーニング代を払ってください」

 

一つ向こうのドアくらいまでの乗客が

一斉にこちらを見ました。

 

ちょうど電車はブレーキをかけ始めました。

下車駅が近づいています。

 

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私が強く出ると思わなかったのでしょうか、

女二人はそれまでは

「ごめんなさい」と謝り、

下手に出ていたのに、

態度を豹変。

怪しいイントネーションで

金切りを上げ始めました。

 

「ナンデオリル?」

そして一人がもう一人を指さし、

「コノヒト病気ダカラシカタナイ」

「マダ食ベテルノニ電車キタ」

 

ここで何で「病気」という単語が

突如飛び出すのか、

私はますます混乱しましたが、

とにかく

一歩も引かない気持ちはあったので、

「降りて駅員室へ」

強い視線と態度と声で言いました。

 

「コノヒト、病気ダカラシカタナイ」

「アナタイッタイ日本人デスカ?」

 

!?

なんでそこで日本人かどうかが

論点にならなきゃならんのよ。

 

日本人は厳しいことを言わないとでも

思ってるんだろうか。

 

ふざけんな、このクソ女メラメラ

 

自分個人じゃなくて、

日本人全体を馬鹿にされた気がして、

私の中に激しい怒りが

湧きおこりましたパンチ!

 

このやり取りの間に

電車は私の下車駅・入谷に着いて

ドアが閉じてしまい、

次の三ノ輪に向けて走り出しましたが、

この「あなた日本人?」という一言で逆に、

一歩も引かない覚悟が決まりました。

 

「私は日本人です。

ここは日本です。

日本ではアイスクリームを食べながら

電車に乗ることはしない。

日本にいるのなら日本のやり方に

従いなさい。

汚されたスカートの洗濯代は

支払っていただきます」

 

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すると、白馬のおじさま(笑)登場ラブラブ

女二人の横のつり革の

中年男性が英語で参戦。

「You must pay her for cleaning fee.

You should get off the train 

and go to station office.」

と、厳しい雰囲気で。

 

たぶん、おじさまにすれば、

一つ間違えば

自分に降りかかったかもしれない火の粉、

もといアイスクリームだったのでしょうね。

 

ここで、外人相手には

英語で言うべきだということを

すっかり失念していた己に気づく私あせる

 

私も

「You, two have to go to the office.」

と言いました。

 

すると、さっきから

金切り声を上げていた方ではない

もう一人の女(アイスを食ベていた方)が

「日本語で大丈夫です」

と。

 

イントネーションから見て

日本語はちゃんとできる様子。

顔立ちは南方系なので、

日本人なのか、

日本語の上手な外人なのか

微妙な感じだけど、

日本人の可能性が大。

 

そして、

「わかりました。お支払いします」

と言い出しました。

 

連れの女はまだ甲高い声で

「コノヒト病人」

「オ金ナイヨ」

と叫んでいたけれど。

 

これは完全に想像なのですが、

日本語OK女は

白馬のおじさま参戦で

車内の雰囲気が明らかに

自分たちにとって

都合が悪くなってきたのを

察したのだと思います。

 

空気を読んで、

さっさと事を終わらせるのが

得策と判断したのでしょう。

また、ここで私が

いくら請求するかによっては、

形成逆転できると

計算したのかもしれません。

 

泣き寝入りしたくないがために

クリーニング代と言ったものの、

具体的にいくらもらうかは考えていなくて、

(駅員室で考えればいいと思っていた)

一瞬、いくら請求するか悩む私。

 

でも、ここで間髪入れず

金額提示をしなきゃ

流れがまた変わるかもしれない。

 

(スカートのクリーニング数百円、

乗越運賃数百円、

時間のロスと迷惑料で

1,000円なら妥当だよね)

…と計算して

「ではクリーニング代として

1,000円を頂戴します」

と言ってみました。

 

日本語女は黙って

バッグから財布を取り出し、

千円札を差し出しました。

 

ふと見ると女のバッグには

赤字に白抜き十字の

ヘルプマークのタグが。

これが「病人」ということの

意味だったらしい。

 

支払うときに

財布の中身が見えたけど、

お札がいっぱい入ってました。

どこが「オ金ナイヨ」やねんドクロ

 

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…というわけで、一件落着。

 

1,000円もらって

さっさと三ノ輪で降りて、

一駅戻る途中で

怒りの呟きを

思わずFBに投稿したのですが。

 

ただ、この3分間ぐらいの

短いドラマの間に

自分の中のいろいろなものが見えたなぁ、

と思いました。

 

例えば、

あることに集中しているときは、

精神的に「死角」ができるということ。

 

込んだ駅や電車では

環境のノイズをシャットアウトしたくて、

ついスマホやヘッドフォン音楽に

意識を集中しがちだけれど、

反面、それは隙ができていることでもある、

ということを再認識しました。

 

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また、想定外の出来事への

とっさの対処力が

まだまだ弱い私にも気が付きました。

 

「洗えば済むし、詫びてもいる。

降りる駅も近づいているし、まぁいいや」

と、なぁなぁにすることを

選択しなかった自分は、

褒めてあげたいですが。

 

もし、こういう理不尽に対して

まぁいいやで済ませていたら、

自分を大切にしなかったことで

セルフイメージ(セルフエスティーム)を

めちゃ下げたでしょうから。

 

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怒りの感情の取り扱い方についても

考えさせられましたね。

 

電車や駅での出来事は、

その人が日頃から無意識で

「世間」や「社会」に対して抱いている感情を

映し出す鏡のようだと思います。

 

都会では、

電車や駅で不快な思いをするのは

日常茶飯事ですが、

それに対して

怒ったり、被害者ぶったりする

人々のさまざまな反応は、

直接の迷惑行為の相手だけでなく、

その背後にある「世間」へも

向けられているように思います。

 

ときどき、

わざとぶつかってくる

攻撃的な人の存在が

ニュースで話題になったりしますが、

あれなんて「世間」への怒りを、

駅ですれ違う人に向けて

発散しているんですよね。

 

今回の私は、

金切り声を上げる相手に対して、

淡々と冷静に対応できましたが、

出来事そのものに対してではなく、

相手のヒステリックな反応に対して

こちらもヒステリーや怒りで

やり返していたら、

セルフイメージに大きなダメージを

与えてしまったと思います。

 

これ、「お試し」だったなぁ、

と感じています。

 

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ただねぇ。

 

あちらの言い放った

「アナタ日本人デスカ」

という言葉は、

この事件そのものではなく、

今と未来の日本について

憂える気持ちのスイッチを

作動させてしまいましたよ。

 

私の外国体験は

ヨーロッパと台湾が数回、

韓国が1回ですが、

クラシックの音楽家や

研究機関(大学)所属の研究者として

渡航することが多かったため、

差別的な待遇に直面したことは

ほとんどありませんでした。

(しょせん短期滞在ですし)

 

だから、基本的には

日本を訪れる外国人や

日本に暮らす外国人に対して、

自分が外国で受けた扱いと

同じように接してあげたいとは

思っています。

 

でも、躾もマナーもなっていない連中から

「日本人は親切で寛容だろう」

「権利主張なんてしないだろう」

と見られているのは

いかがなものかと。

 

思わず攘夷思想が

燃え上がっちゃいましたよメラメラ

 

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日本は、震災以降、

外国人への門戸開放的な動きを

見せていますが、

同時に日本社会自体も

あらゆる面で

二極化が進行しつつあります。

 

「国際化」+「二極化」の

急激な同時進行。

 

東京23区の繁華街の雰囲気には、

こうした状況が凝縮されています。

 

遥か極東の、物価も安くない日本を

わざわざ訪れるのは、

かつてのように、

日本文化へのリスペクトのある

教養層の先進国の外国人ばかりでは

なくなりました。

 

故国で生活に行き詰まって、

起死回生の一旗を上げるための

チャレンジャーな外国人も

大勢押し寄せてきているんですよね。

 

こういう外国人と、

二極化の結果として

十分な教育とスキル習得の機会を

得られなかった日本人が

コンビニレジ打ちや

アマゾンの配送など

低賃金・重労働・非正規の仕事を

担っているのが

日本の現状なのだよなぁ…と。

 

なんか、ギリシャ・ローマ時代の

奴隷制度を連想してしまう。

 

駅から家までの帰り道、

こんなことをしみじみ思いました。

 

 

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