「音楽文芸」体験はいかが♡:東京藝大大学院・音楽文芸研究室公開研究発表会のお知らせ | 台東区入谷・浅草・三ノ輪のピアノ教室《高島ピアノ塾》とバレエピアニスト高島登美枝のブログ

台東区入谷・浅草・三ノ輪のピアノ教室《高島ピアノ塾》とバレエピアニスト高島登美枝のブログ

歴史と文化の地・台東区(浅草 入谷 上野)の《高島ピアノ塾》。
主宰者は早稲田大学出身の異色のピアニスト。
伴奏業の傍ら、東京藝大大学院で博士学位を取得。
20代から「音楽による経済的自立と社会貢献」を実践し
逆境から夢を叶えた音楽起業家人生のストーリー。

浅草 台東区のピアノ教室

《高島ピアノ塾》主宰、
バレエピアニスト・歌曲伴奏者の
高島登美枝です。
本日もご来訪ありがとうございます。

昨日に引き続き、
今日も告知をお一つ人差し指
 

本年度の授業の総仕上げ、
修士学生として最後のおつとめでございます。
 

■東京藝大大学院 音楽文芸研究室 公開研究発表会
日時: 2018年3月21日(水・祝) 13:00~16:10
会場: 東京藝大音楽学部 5号館4階 409教室
入場: 無料(全席自由)



「卒業(修了)決まりました」記事↓で
https://ameblo.jp/nikiyabayaderka/entry-12357134213.html
「まだもう一つ試練がある」と書いた、

その正体がこれですたら・・・2たいへん

一人持ち時間30分
(発表20分、質疑応答10分)、
途中休憩が10分入ります。
私の発表は14:40から。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆


折よく(わるく?)
春分の日の祝日でございます。

東京の桜桜の開花予想が
今年はなんと3月17日まじ;

いい感じに五分咲きの桜のお花見に
上野公園にお出かけいただき、
休憩がてら、ちょこっと
藝大にもお立ち寄りくださいませハート

演奏会と違って入退室は自由です。
(一応、退室は発表者ごとだと嬉しいです)

日頃、私のあやしいブログのせいで汗
「藝大の音楽文芸、何それ?

「高島のいるところって謎」
…とお思いのみなさまにも
我が研究室の様子を
直接ご体験いただける

またとない機会となっております。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
 

今回の発表者は、
私も含めて3名がピアニストで、
声楽家が1名、

音楽解説や書籍執筆者が2名、
…という構成です。

その点で、
それぞれの活動の中から生じた疑問を
解明したい・もっと知りたいという

やむにやまれぬ衝動に駆られて

ここに飛び込んできているので、

研究対象への愛と情熱を

ひしひしと感じていただける発表となることでしょう。

私も、長年の《ジゼル》愛を
すべて注ぎ込んだらぶゅー修論を、
音楽と文学の関係を取り扱う、

この研究室にふさわしい切り口にまとめて、

お届けしたいと思っております。
さらっと予告すると…

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 

19世紀バレエのほとんどは

今日的な感覚で言うと

バレエというより
 「舞踊シーン入りパントマイム音楽劇」
とでも呼ぶべきものだったわけです。
バレエのくせに(原作とは別に)

「台本」が存在し(ロビー販売された)、
観客も台本片手に鑑賞、

筋展開を楽しんでいました。
 

しかし、

言葉に拠らず筋を伝えるのは大変汗
そこで、バレエ音楽には、

踊りやすい舞曲であると同時に、
筋展開を伝達するサポーターとして
台本の内容を音で表現することも

求められたわけです。

当時の最もポピュラーな手法は、

歌詞のある曲(オペラや歌曲)の
有名メロディの「パクリ」。
歌詞を連想できますからね。

著作権にうるさくない時代でしたから、

バレエに限らず劇音楽全般で、

このパクリ&アレンジは
ごくあたりまえの手法となっていました。

しかし、七月王政期のパリは、

昨日も書きましたが、
ロマン主義芸術の花盛り。


音楽分野でも数々の傑作が誕生する中、

パクリの多い(=独創性に乏しい)バレエ音楽は
二流音楽、実用音楽として軽んじられていました。


そのような中、

既にオペラで大成功を収め、

レジオン・ドヌール勲章も手にしていた

作曲家アダンが

満を持して世に放ったのが

ほぼ全曲オリジナルによる
《ジゼル》の音楽でした。
 

つまり、当時のバレエ音楽としては
画期的だったわけです。

既存の有名曲を使わずに

音楽でも筋を伝えるため、

《ジゼル》の楽曲には

さまざまな仕掛けが施されています。

 

公開研究発表会では、

その仕掛けの一つを取り上げて、

ご紹介いたします。

゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆

 

…というわけで、
そろそろこの発表のための

レジュメ&資料を作成せねば。

週末を越えちゃったら、
それこそ超「緊急で重要」な案件になってしまう。
やばいやばいし汗

参考
「高島反省中(汗):「緊急で重要」を作るな・増やすな」
https://ameblo.jp/nikiyabayaderka/entry-12357973608.html


 

《高島ピアノ塾》
高島登美枝

東京メトロ日比谷線 入谷駅 徒歩4分

レッスンのお問合せ
伴奏・講演・原稿のご依頼は

ラブレター pianoasakusa@gmail.com 
までお気軽にどうぞ