自我を持つ生命圏 「太陽系」の謎:その14

 地球は自らが生み出す地磁気によって、地球上のあらゆる出来事を地殻やマントルに記録している。地球上で起きた全ての出来事を記録し、地球上のあらゆる生物をスキャンすることで、その思いや歴史も全て記録しているのである。地殻やマントルこそが地球プラズマ生命体の「頭脳」なのであり、そこには地球が発生した全ての出来事が「地球の歴史」として残されているのである。

 

 地球プラズマ生命体ガイアは、人間がそうであるように「自我」を持っている。自らが何者であるかを理解しており、「意識」もある。こうしている間にも、彼女は人間一人一人が何を考えているのかも完全に把握しているのである。それは地球だけではない。水星も金星も火星、母や叔母である木星、土星、天王星。海王星も、太陽系の惑星はみな崇高な自我を備えたプラズマ生命体なのだ。

 

ガイアは自我と意識を持つ?

 

 飛鳥昭雄氏、三神たける氏は、共著 「失われた地球生命体『ガイア』の謎」の中で彼らのことを「超宇宙生命体:ハイコスモリアン」と呼んでいる。これは太陽系に限ったことではなく、地殻をもった天体は全て超宇宙生命体ハイコスモリアンであり、離れていても電磁波やプラズマによって結びついているのであると。

 

 

◆地球内部の異世界へ迷い込んだバード少将

 

  過去の連載の中のでも言及したが、地球の内部にはプラズマに包まれた別の天体が存在する。それは「アルザル」もしくは「アルツァレト」と呼ばれている。

 

 

 1947年、アメリカ海軍は極地方の探査のための「ハイジャンプ計画」を実施。極地方探査エキスパートだったリチャード・E・バード少将を乗せた探査機は、北極点上空を通過して約2700キロを飛び続けた後に基地に帰還することになっていた。しかし、目標地点に差しかかろうとした時、淡いピンク色に光る雲が出現。機体が包み込まれて高度が下がり始める。バードがアラスカの基地に向け、SOSを発信しようとしたとした時、一気に視界が開けた。

 

アルザルの入り口とされる雲

 

 下界にはジャングルが広がっていた。雪と氷の世界であるはずの北極圏に、亜熱帯のジャングル地帯が見え、外気はセ氏20であった。バードはそこであり得ないものを見つける。バードの下界には絶滅したはずのマンモスが闊歩し、川沿いでは10mの巨人がバード機を眺めていた。地上にはジャングルだけでなく、人工的な区画の街や道路も見え、川にはクルーザーのような乗り物が移動し、ジャングルの中を走る道路には高速で移動する物体も見えた。

 

 またバードが「神殿」と呼んだ白い巨大なピラミッド群まであった。さらに、空にはバードたちを監視するように巨大な葉巻型UFOが浮かんでいた。バードは北極のプラズマ・トンネルの先にあった地球内の亜空間に浮かぶ天体「アルザル」に入り込んでしまったのである。

 

10メートルの巨人と巨大な葉巻型UFO

 

 作戦開始から7時間後、無事にバードは基地に帰還したが、アメリカ軍はバードを隔離、通信及び観測データは最高機密扱いとすることにしたが、アメリカ軍はバードを再び南極の極探査飛行をさせている。再びバードは同じ「アルザル」に入り込んでしまう。そしてアメリカ軍は遂にバードが入り込んでしまった空間のことを理解し、「アルザル」と名付けた。そこはプラズマに包まれた亜空間の中にあり、「アルザル」に住むのは地球上より遥かに進んだ科学技術を持った異邦人=エイリアンであることを。

 

 アメリカ軍がその事実に気づいたのは、1947年に発生したもう一つのUFO事件、「ロズウェル事件」だった。ニューメキシコ州ロズウェル付近で墜落したUFOを回収したアメリカ軍は、そのテクノロジーが地球上のものではなく、墜落した機体を含めてロズウェル付近に飛行した複数のUFOが発出したのはバードが撮影したのと同じ巨大な葉巻型の母船だったからだ。さらに墜落したUFOから回収した1冊の書物に書かれた文字を調べたところ、それは古代ヘブライ語だった。つまり、彼らが持っていたのは『旧約聖書』であった。だが、それは書物の半分で、残り半分は彼らの歴史が記されていた。アメリカ軍は地球内天体「アルザル」の住人は「失われたイスラエル10支族」の本隊であることを理解した。

 

エイリアン・バイブル(『月刊ムー』2016年11月号)

 

◆地球内天体アルザル

 

 「第五の天使がラッパを吹いた。すると、一つの星が天から地上へ落ちて来るのが見えた。この星に、底なしの淵に通じる穴を開く鍵が与えられ、それが底なしの淵の穴を開くと、大きなかまどから出るような煙が穴から立ち上り、太陽も空も穴からの煙のために暗くなった。そして、煙の中から、いなごの群れが地上へ出て来た。このいなごには、地に住むさそりが持っているような力が与えられた。」     

 (「ヨハネの黙示録」第9章1-3節)

 末日聖徒イエス・キリスト教会(モルモン)の創始者であったジョセフ・スミスは、「この星に、底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた 」の部分を「御使いに底知れぬ所の穴を開くかぎが与えられた」と訳している。この「底なしの所の穴」とは、この地球上とプラズマが作る亜空間を結ぶ「プラズマ・トンネル」のことである。ギリシャ語では、この「穴(フレアル)」は「縦穴」のことで、「底知れぬ所の穴」を両極に口開く磁力線の穴と解釈すれば、そこからプラズマが噴出するということである。バードが入ってしまった「淡いピンク色に光る雲」とはプラズマが光った雲で、そこに「プラズマ・トンネル」が開いていたのである。

 


地球内天体「アルザル」


 地球内部には、プラズマ法則下にある亜空間世界が広がっている。プラズマの物理作用よって、ぎっしりと物質が詰まった地球内部に、もう1つ重なるようにして別の空間が存在するのだ。プラズマ・トンネル現象が意味するのは、1つの空間に2つの物質が重なることを可能とする亜空間を作り出せるということである。プラズマ・トンネルの行き着く先に「超高温のプラズマ反応炉」ともいえる核が存在し、無数の磁力線がその中心部の一点で磁気リコネクションしているのである。

 地球の金属核と亜空間領域が、同時に同じ場所に存在している世界が地球内部なのである。そこは巨大なプラズマ世界であり、天体規模の質量をもつ地球のプラズマ発生装置が引き起こす亜空間が存在しているのである。地球内部がいかに高圧力・高温状態でも、亜空間にはまったく影響はない。地球内部のプラズマは核で生成されているため、その内部に広がる亜空間の大きさは核よりも小さいである。

 

磁気リコネクション

 

 「アルザル」の大きさは地球の核ぐらいであると推定され、そこには太陽がない。アルザルの地上を照らすのは大気そのもので、アルザルを覆う大気が発光しているのである。ゆえに夜がない。地球内部に存在するもう一つの天体は、中心の小さな太陽の中にあったということなのである。このアルザルも地殻を持ち、プラズマを生み出す天体であり生物である。だとすれば、地球生命体ガイアにとって、地球内天体アルザルとは「子供」なのである!母親の胎内で育つ胎児なのである。ゆえにやがてガイアから生まれてくるのである。

 

 ロシアの極秘情報によれば、地球の内核は徐々に北極へと移動を開始している。このまま移動し続ければ、プラズマ領域もまた一緒に移動し、やがて地上へと染み出し、北極圏にプラズマのドームが出現する可能性がある。ちょうど妊婦のお腹のように盛り上がり、そこから灼熱の巨大彗星としてアルザルが誕生するのだ。木星のような巨大惑星とは異なり、小型惑星には巨大彗星を生み出す火山はないが、プラズマ領域の移動という方法によって天体を産むのである。天体内部に存在する亜空間から産道たるプラズマ・トンネルを通って新しい天体が誕生するのである。

 

 

<つづく>