男の子の色、女の子の色 | 虹の梁

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3歳の娘がお絵描きのときに

「これは青だから〜王子様だよ!」
「女の子だから〜ピンクだよ!」


と言っていた。
なぜかそれが引っかかって

「女の子が青でもいいし
 男の子がピンクでもいいのよ?」

と伝えたら

「でも、青は男の子の色でしょ?」

と。
あぁ、こうやって世の中の当たり前に
染まっていくんだなぁ…
なんて思ってしまった。



アメブロのアプリに「占い」の
コーナーがあって、たまに覗く。
恋愛運が書かれている文章に
必ず「異性と」という文字が入っている。
気になる異性と話して…みたいな。
後天的?ビアンな私は、この「異性と」
という文字が最近やたらと気になりだした。
異性だけが恋愛の対象じゃなくてもいいじゃん…
なぜわざわざ異性と書くんだ…と。



若かりし頃、企業の採用担当をしていた時に
私が面接して採用した男性が
実は女性だった、という事があった。
当時は制服着用が義務付けられていて
男女どちらの更衣室を使うかで問題となった。

本人は男性更衣室を使いたいと言うが
会社側が認めず。結果、入社初日で退職。
のちに彼女の履歴書を見返してみたら
性別欄が空白だった。

当時の私は、自分の力不足が悔しくて
彼女の退職手続きをしながら
こっそり泣いたのを覚えている。



娘のお絵描きを眺めながら
そんなあれこれを思い出した。



男の子がピンクでも良いし
女の子が青でも良い

同性と恋愛しても良いし
誰とも恋愛しなくても良い

女性が男性になっても良いし
性別をはっきりさせなくても良い

何でも選べて
何でも正解で
何者にもなれる

世界(あなた)はもっと自由な存在だよ


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大好きな漫画。
道徳の教科書にして欲しいくらい笑
1巻〜3巻(完結)すべて内容が良いです。
著者である竹内さんもビアン。