ウシジマくん パワハラ上司 | 鶴岡探偵事務所

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闇金ウシジマくん

10日5割の超超超暴利金融会社カウカウファイナンス社長の丑嶋馨とその仲間たち、そして彼らに融資を求めてやって来る債務者とのストーリーを描いた作品です。


今回まとめたのはパワハラ上司です。





皆さんの職場にこんな上司はいませんか?
・暴力暴言で圧力をかけてくる上司
・自分の仕事を部下に押し付ける上司
・自分の考えが全て正しいと思ってる上司
・なのにろくに仕事ができない上司

もちろん全ての上司がこれに当てはまる訳ではありません。

部下に教えるために厳しく指導してくれる上司もいますが世の中には「指導」と「パワハラ」を勘違いしている上司がたくさんいます。

というより「上司の指導」なら何をやってもよいと考えている人が多すぎます。

特によくあるパターンが
「俺は上司だぞ!」
「昔はこれが当たり前だった!」
「俺が若い頃はもっと苦労した!」
「パワハラではなく愛の鞭だ!」
と言って部下が悪い構図を作ることです。

しかしそれは自分がやったパワハラを正当化するための言い訳にすぎません。
音声や動画として証拠が残っていれば罰せられます。

そんなイジワル上司を闇金ウシジマくんでは正確に表現しています。

医療機具メーカーの営業を任されている小堀という社員とその上司である課長のストーリーです。

この課長は部下に対し頻繁に否定的な言葉や侮辱をしているのです。
あまり結果を出していない小堀に対して特に攻撃的でグチグチ圧力をかけてきます。

確かに結果を出せていない社員に指導するのは上司として当たり前の行動です。
営業マンとして売り上げを出せていない小堀に問題があることも考えられます。

しかしこの課長は小堀に対してアドバイスや購入を誘う会話テクニックなどの指導は行わず、ただ悪口を言い続けているのです。


この課長は小堀を精神的に攻めるために業績の良い後輩社員の名前を使います。

後輩社員と比べられた小堀に
「年上の自分が足を引っ張ってる」
という圧力がかかります。

仕事に限らず学力やスポーツで自分より後輩が秀でていたら例えどんなに器の大きい人間でも悔しく思います。
課長はその心理状態を利用したのです。


ある日の朝礼、
小堀が話を聞いていないと思った課長は話の内容を小堀に言わせます。

「眠そうにしていて話を聞いていないからきっと答えられないだろう」と考えた課長はこれを口実に小堀を攻めようと考えますが、、、




小堀は全て答えました!
確かに眠気に襲われていましたが課長の話はきちんと聞いていていたのです。
すると課長は、、、


「小堀が話を聞いていない」
という会話の流れを
「話の真意が分かってない」
という話題にすり替えて小堀を攻めます。

課長はとにかく小堀を攻めたくてしょうがないようで完璧に返答されたことも+αでグチグチ圧力をかけます。


小堀が
「すみません」と謝ると
「すみませんで済むかね?」
と返し

「しかしですね、、、」
と言い分を聞いてもらおうとすると
「言い訳は聞きたくないよ!」
と即答。

今度は返答すらさせません。


それでも負けじと小堀は自分の考えと実際の医療の現場で使われている機械の話をしますが課長は聞く耳を持ってくれません。




するとこの課長は小堀を精神的に追い詰めるために今まで以上に時間をかけてネチネチと圧力をかけます。
その時に一緒に朝礼に集まっていた他の営業マン達も巻き込まれてしまい小堀は全員から反感を買ってしまいました。









そんな小堀に奇跡がおきました!
大学付属病院から独立する若手医師から医療機具の注文が入ったのです。

小堀は課長のパワハラに負けずに何度も若手医師にアピールしていて注文として結果が実ったのです!




しかしこのやり取りを
コソッと聞いていた課長は、、、

なんと地道に努力して勝ち取った医療機器注文の手柄を自分と後輩社員の手柄にしてしまったのです!

さらに課長は
「小堀が頼りないから後輩に任せた」という口実で担当が変わってしまったのは小堀が悪い構図を作り圧力をかけます。


今までパワハラに屈せずに
何とか踏ん張って営業を続けて
やっと注文を掴みとったのに、、、

課長による手柄の強奪と
同僚の金銭トラブルに巻き込まれた小堀はついに精神的に追い込まれ倒れてしまいました。








しかしここでまた小堀に奇跡がおきます! 

注文を受けた後日、
小堀の代わりに担当になった後輩社員が若手医師や看護師達に小堀の人柄や対応力の話を聞きます。
小堀は仕事ができないお荷物社員と決めつけていた後輩社員は話を聞いて驚いていました。
大学病院の皆は倒れた小堀のことを凄く心配していて
「小堀にやってもらいたかった」
「いつ帰ってくるんだ?」
「担当を小堀に戻せないのか?」
と皆が小堀を助けようとするのです。
話を聞いた後輩社員は今までバカにしていた先輩小堀との接し方を改め携帯電話で小堀にエールを送ります。


その結果
精神的ダメージから立ち直って職場へ復帰し担当も後輩社員から小堀へ戻りました!

そして、、、
今までネチネチ圧力をかけていた課長がなぜか突然優しくなりました。

パワハラをかけ続けて小堀が倒れたことを上層部からキツく指摘された課長は小堀が目の前にいるときだけ優しくなったのです。

小堀が帰宅した後に
「また倒れたら今度こそ俺の責任になる」
「あいつに関わるなよ!」

自分のパワハラが原因なのに
まるで「小堀のせいで指摘された」と言わんばかりに陰口を叩きます。
今回の件を全く反省していません。




そもそもなぜ課長は小堀に攻撃的なのか?


実は小堀は元々別の営業所に所属していた売り上げtopの営業マンだったのです。

小堀は
「コツコツ時間を使って注文を取る」
営業スタイルを得意としていたので結果を出すのにどうしても時間がかかってしまうのです。

その営業スタイルに目をつけた課長は
「いつまで経っても注文を取れない」
という風に悪くとらえて小堀を精神的に攻めていたのです。

課長は上層部に追い詰められていて自分が実は無能だと気づかれないように必死になって小堀を非難して優越感を得るためにパワハラをしていたのです。 

私が前に所属していた職場に
この課長のような人がいました。

その人は主任を任されていたのですが全く仕事が出来ずに部下に押し付けてばっかりでほとんど仕事をせずにパワハラするかコーヒーを飲んで時間を潰していました。

その人はいつまで経ってもexcelが覚えられなかったのですがその事を
「俺は若い時には電卓を使った!」
「電卓のほうが効率がよい!」
と言って無理やり正当化し周りにもexcelではなく電卓を使えと強要しました。
ケースは違いますがやっていることは小堀の上司と同じです。


小堀から若手医師の注文の手柄を奪ったのも結果を出せと上から言われて焦っていたためです。

そう。
本当に仕事ができないお荷物社員は
「小堀」ではなく
「課長」だったのです。

どこの職場にも全然仕事ができないのに年をとったからとりあえず何かしらの役職を任されている無能パワハラ上司がたくさんいます。

自身に仕事の処理能力やスキルが備わっていればパワハラで周りを落とす必要などありません。

 特に今はコロナ感染予防のためのテレワーク推奨によりパソコン、スマホ、タブレットが使えないと戦力外になってしまうので今までパソコンや通信系ソフトを見て見ぬフリしてきた40~60代の社員が悲鳴をあげています。




圧力をかける上司より

後輩社員を導いてくれる上司のほうがカッコいいですね!

 

 

 

 

 最後に一言。

パワハラの正体は「八つ当たり」