九条の大罪
凶悪犯罪の加害者につく弁護士 九条間人
その九条に弁護を依頼する加害者と
事件の被害者とのストーリーを
描いた作品です。
今回まとめたのは車の盗難です。
最近暴力団や訳あり外国人による車の盗難事件が多発しております。
大人気スポーツカー作品の頭文字Dやワイルドスピードに登場した車が特にターゲットになっており中古市場では30年前の型落ちのスポーツカーが数百~数千万円で取引されてることも。
しかし窃盗団はどのようにして車を盗んでいるのでしょう?
強引に窓を割って盗んでも破損箇所があれば安価で取引されてしまいます。
なんと窃盗団は車に傷をつけることなく窃盗を可能にしてしまうのです。
その手口が九条の大罪に登場した半グレ組織の下っぱ犬飼のシーンに描かれています。
半グレ組織のリーダーに依頼を受けた犬飼はとある場所へかけつけます。
その依頼が窃盗した車を運転しとあるヤードへ移動すること。
実はこの車は窃盗された車。
盗んだ後すぐには移動させずわざと放置。
GPSがついていると持ち主が電波をたどり取り返しにくる可能があるからです。
放置してGPSがついていないことが確認できたら移動させます。
そもそもこの車はどうやって盗んだのか?
その手口が「コードグラバー」です。
実は車のキーにはデータが組み込まれておりそのデータを使って鍵の開閉やエンジンを始動させます。
コードグラバーはそのデータを遠隔でコピー出来てしまうのです。
データさえコピーできれば車のエンジンもかけれますし予備キーも作ることができます。
こうして車に傷をつけることなくスマートに窃盗できてしまうのです。
盗んだ車はNシステムをかわすように運転し目的のヤードへ移動させます。
これで盗難完了。
…ですが一つ疑問がありませんか?
盗んだ車をどうやって海外へ送るのでしょう?
海外へ送るということは税関の厳しい検閲をクリアしなければなりません。
車体で送るより部品として送ったほうが検閲も通りやすくなります。
窃盗団は依頼を受けるとターゲットと同じ車を2~3台盗むことがあります。
複数台の車をバラバラにして再度組み立てるときもバラバラに組み立てることでどれがどの車の部品が分からなくなってしまうのです。
そんな姑息な窃盗団対策として電波遮断グッズが注目されています。
車を盗むというのは車という所有物だけでなくその車で運転して家族や友達と楽しんだ思い出も盗まれてしまいます。
厳重な対策をオススメします。