先日↑この記事を書いた。
その後日談である。
ｐｍ11：00、遅番から帰宅した旦那さんが
開口一番
「怪談めいた事があったよ」
ビールを飲んで機嫌よく寝ようとしていた
その時である。
ムクっと起きて話を聞く事に。
話しはこうであった。
お時間を取らせてしまって何だが
とりあえず日常の中の不思議を
読んでから、読んで頂きたい。
１０５歳のAさんが亡くなって１週間が過ぎた。
スタッフ達とAさんの居室の話をしていると、
スタッフのHさんが
「あの部屋、夜中に物音がしますよね」
いつもなら部屋が空くとすぐに次の入居者さんが
入るのだが、まだ入っていないので
空いたままである。
真夜中、誰もいない部屋から物音がするという。
Hさんの言葉を皮切りに
「私も聞いた！」
「えっ、僕も聞いたんですけど。。。」
言うのは全員、夜勤をするスタッフである。
どうやら、誰もいない部屋から
夜中に！音がするという。
「あんたこういう話好きでしょっ」
旦那さんがニヤリとしながら言った。
という事は、夜勤をする旦那さんも
その音を聞いているのか？
聞くと普通に
「聞いたよ」と言う。
この男には幽霊に対する「怖い」という概念がないらしい。
知ってはいたが、これほどのものとは！
すっかり目が覚めた私はすかさず
「聞いたの？？？
で、その時どうしたの？？」
と聞くと、
「窓を開けていたからね、風でしょっ」
さらりと答えた。猛者である。
部屋に匂いがこもるので窓を開けていたという。
「じゃあ、他のスタッフさんが聞いた音も
風なんじゃない？」
拍子抜けした調子で私が言うと
「それがさ、Ｍ曰く
窓は開いていなかった、って言うんだよ」
スタッフのＭ君は
音がした時、部屋を見に行ったが
窓が開いていなかったのを確認したので
怖かったという。
音というのは
カチャ バタン ドン グォォォン
何かが何かに当たるような音だとか
奥底から響いてくるような音だという。
Aさんが亡くなって１週間ほど経ったが、
夜勤のスタッフが全員聞いている。
静かな夜中だからこそ聞こえる家鳴りでは
ないか？
私は思った。
全員が聞いているという事は再現性がある。
再現性があるものは大体が（全部とは言わないが）
物理的現象だ。
ウォーターハンマー現象の類ではないだろうか。
（ウォーターハンマー現象とは、
配管内を流れる水の流速を急変させた際、
圧力が急激に変化する現象のことである。）
集合住宅にはよく起こる。
Aさんが亡くなって間もないので
幽霊なのでは？と思ってしまいがちだ。
とまーこんな事を言っているが
「じゃー見て来てよ」と言われたら縮こまってしまう。
根はビビりなのである。
ウォーターハンマー現象だろうが
夜中に、誰もいない部屋から鳴り響く
不気味な音を聞いたら、絶対に怖い！
よって、あんまり強気な事を言うのはやめておこう。
昨日、墓参りをして来た。
信州の山奥にあるひっそりとした霊園で
知っていないと絶対に来る事ができない場所にある。
墓じまいが進み、来るたびに減っていく。
雨が降っていたので何か心霊現象が起きないか
期待していたが何も起こらなかった。
そうそう７月３日にテレ東で
「真夏の絶恐映像」がやりますな。
幾つになってもこの手の番組はワクワクしてしまう。
いつも読んでくれてありがとうございます。
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