うちの娘は中学2年生で
反抗期・思春期の
真っ只中です。
娘はアイドルグループの
Twiceが大好きなのですが
「コンサートのチケットが
1枚余っているから行く？」と
コンサート前夜にお友達から誘われ
「行きたい！」と言い出しました。
（画像はこちらからお借りしました。）
私は娘がコンサートに行きたい
という気持ちはわかるけれど
すんなりOKしていいのか
迷いました。
「チケットは1万円。
お年玉貯金で払うならいいよ。
夜に中学生だけで
コンサートに行くことは
ママはよくないと思う。
しかも
塾があるのに休むことを
ママはいいとは言えない。」
と伝え
娘がどれだけ自分の意思を
貫こうとするか
様子を見てみようと思いました。
一夜明けて、私の方から
「コンサートには
行かないことで納得したの？」
と娘に聞いてみました。
すると
「だってママがダメだって言ったから
諦めたんだよ！！！」
と娘は泣きながら言い返してきました。
それを聞いた私はカチンときて
「ママがダメだって言ったから諦めた？！
ママのせいにするのはおかしいでしょ？
ママはあなたがコンサートに
行きたい気持ちはよくわかるから
『ダメ』とは言いたくなかったけど
あなたがどれだけ行きたいか
気持ちをしっかり伝えてくれないと
ママはすんなり『いいよ』とは言えないよ！」
と言い返しました。
娘は
「は？ママの言うことに従ったのに
怒られるなんて意味がわからない！
ママは言ってることが矛盾してるよ！」
と言いました。
私は
「ママに怒られるからという理由で
自分のやりたいことを諦めて
この先の人生どうなる？！
本当にやりたいことなら
苦労しても自分の力で手に入れる
練習をしなさい！！！
それが何より大切なことだ！！！
次のコンサートに行けるには
どうしたらいいか
自分で考えて準備しなさい！」
と泣きながら伝えました。
娘は悔しそうに泣いていましたが
私が言ったことは
理解してくれたようでした。
この一件で
私はこの
不可能を可能にする意志の力が
自分自身、全然育っていないなと
改めて気づきました。
この力は
人生でとても大切な力なのに。
この力を娘には身につけてもらいたい、
私が奪うような関わり方をしてはいけない
と強く思いました。
子どもの成長段階に合わせて
親も関わり方をよく考えて
意識していかないといけないな。
それには
私自信が意志の力を貫く姿を
娘に見せていかなければなぁ。
口で偉そうなこと言うだけでは
子どもの心には届かないもんね。
私も中学生を育てるのは
初めてだから
手探りしながら
衝突して失敗しながら
娘と一緒に育っている途中です。
そう言えば
意志の力を育てる
という言葉は
娘が幼稚園の頃に聞いたなぁ
と思い出しました。
本来ならば
幼児期から身につけさせるもの
だったのかもしれない…
と前に読んだはずの本を
開いてみました。
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（なぜかめっちゃ値上がりしている…。）
“苦労したすえにやっと理解できた相手。世間とたたかうようにして育ててきた子ども。とくに過ごした時間や、共有してきた経験が多ければ多いほど、結びつきは深まります。そして、相手から離れること、相手を自由にすることが難しく感じられます。
その時に大事なのが、「思い」のなかの光と闇を、シュタイナーの言葉でいえば、「思考と感情と意志」を区別することです。
私の相手への思いは、目には見えません。でも「大切なものは目にみえない」といっても、目に見えないもののなかには、いくつもの要素が渾然一体となっています。シュタイナーは、目に見えない思いというものを、
「考える思い」（思考）
「感じる思い」（感情）
「行為への意欲」（意志）
に分けて考えることを提案したのです。”
ふむふむ。なるほど。
今になって意味がやっとわかる気がする。
読書の秋だし、もう一度読み返してみよう。
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