Singing For Revenge | 紫の吟遊詩人~月の影にて~

紫の吟遊詩人~月の影にて~

徒然なるままに今思う事を綴っていきます。




あの魂の熱唱から1年。


今年もこの日が来た。


優未さんのワンマンライブ。

そのタイトルは「Revenge」。


何故このタイトルにしたか?は痛い程伝わってきた。俺をはじめとして恐らく誰1人去年のワンマンライブを批判する人はいない。

優未さんはベストを尽くした素晴らしい歌唱を披露した。

ヴォーカリスト「優未」の底力、ポテンシャルの高さを証明してみせた。


ライヴを終えた後、俺の顔を見た優未さんは開口一番


「ごめんね」


と謝ってきた。


俺はすぐに判った。


とても不安だったろうし、何より心の底から悔しかったんだな…。


それでもやりきったじゃないか。自分を誇りに思うべきだ。


そう思った俺は自然に優未さんの腕をポンポンと叩き、「大丈夫。良かったですよ。」

と伝えた。


きっと来年は今日のワンマンライブを糧にしてより素晴らしいライヴにするだろう。悔しさを晴らしながら、いつも通りの優未さんを見せてくれるに違いない。


俺は確信していた。


去年のワンマンライブ前からの数ヶ月は優未さんにとっては本当に辛かったと思う。


完治するか判らない喉の病。

そして去年のワンマンライブをサポートしてくれていたギタリストとの突然の別れ。


俺に出来ることは…優未さんの心に寄り添う努力をするだけだった。これまで音楽や言葉で沢山、沢山俺に寄り添ってくれた優未さんへの恩返し。


それが出来ていたとは思えなかったが、とにかく寄り添う努力を続けた。


優未さんは俺の数万倍強い。すぐに自身でしっかりと前を向き進み始めた。


そして迎えた今日。


オープニングから何かデジャ・ヴのような感覚に陥った。


これはひょっとして…


そう感じる間もなく全く穢れのない優未さんらしい優しくそして力強い歌声に3曲目でもう涙腺が緩くなっていた。


歌い終えた優未さんの言葉でハッとした。


「オープニングからの3曲は去年と同じ。Revengeしたかった。」


これだけ魂を揺さぶられたのは、デジャ・ヴのような感覚になったのはこれか。


そう思うと胸一杯になった。唇を震わせながら観ていた。


たった3回目のワンマンライブでもうオリジナルだけでセットリストが組めた事にも感動した。


新曲も披露してくれた。


目に涙を溜めながら観ながらふと考えた。


どうして優未さんが書く曲、そして歌声は俺が過去に愛していた女性への想いや別れた後の心境とピッタリ同じなんだろう?、と。


当然、答えなど出る訳がない。


目に涙を溜めたまま、ライヴが終わった。


「Revenge」見事に達成。俺は嬉しかった。優未さんも嬉しいだろうな。


俺は優未さんの前にした瞬間、深々と頭を下げた。

その後の事はよく憶えていない。多分「Revenge、やりましたね。」と言ったと思う。その後ライヴについて話して…オープニングからの3曲が去年と同じだった事に気付いた…という話をしているうちに頭が真っ白になった。何を言えば良いのか言葉に詰まった。


今年は優未さんが…何も言わずに俺の腕をポンポンと叩いてくれた。


俺の気持ち/想いが伝わったんだな…とすぐに判った。嬉しかった。


優未さんの歌/曲は俺をはじめとする沢山の人達の心に寄り添い、背中を押してくれている。俺も何度も助けて貰った。励まして貰った。背中を押して貰った。寄り添ってくれた。感謝以外の言葉が出てこない。


そんな優未さんのライヴ。言うことなし。完璧。優未さんの歌声は年々進化している。曲を創る才能も底知れない。こんな凄い人に出会い、ライヴを観て音楽を聴ける…音楽なしでは生きられない、音楽が生き甲斐である俺にとって、大切な大切な人であり音楽。いつまでも聴いていたい、観ていたい。


俺の息が止まる瞬間まで。



「生きてるってのは良いものだ」


そう感じながら会場を後にした。


優未さん、本当に本当にありがとうございます。

そして、お誕生日おめでとうございます🎂


You民ではない俺ですが…優未さんの音楽への愛情/思い入れは負けていないと自負しています。これからも負けないように生きます。


LoveとRespectを込めて。