3月16日(木)、この日は3月会議の予算決算常任委員会。
本会議場で行われますが、本会議としては休会。委員会です。
「予算決算委員会」とは?
簡単に説明をしますと、3月会議では行われる主な予算のことは…
というその前に、議員で大事な能力の一つに「予算を見る力」があります。
企業や会社では、予算も大事かと思いますが、どちらかというと「決算」が大事かと思います。
例えば、会社では100万円の予算を組んだとしても、決算が120万円になったらそこが評価やし、80万円やったらそこから課題や反省をしっかりして、望まないかんこと。そして、そっから次に何をどうしていくかっていうことをしていく。
行政では、最初に予算を組む時点で大きな設計図が出来ることになります。
もちろん、補正予算と言って途中で予算を組み直すこともありますが、補正予算で当初予算から大きく変わるっていうこととかはありませんし、ありえません。
なので、事業をやったあとの決算を評価することも大事ですが、事業をやる前の予算組みをしっかりどのようにやっているか、どんな計画をされているか、というのをしっかりと”見極める”ことが出来るかが、議員の一番大きな仕事の一つと、今の僕は思っていますし、これからの僕もそうやと思い続けると思います。
3月会議では、「令和4年度の補正予算」と「令和5年の当初予算」ということをメインで2つ大仕事をやります。(後者の方が圧倒的大仕事です)
で、もとの話。予算委員会とは?
市役所の各課・室・センター・署などのあらゆる担当の予算を見て質問をしあうという場面です。
わかりやすくいうと、「市役所の全部の仕事を見て、質問する。」ということです。
上の写真のように、たくさんの課があります。
そして、下の写真のように、一つの課にたくさんの、それはそれはたくさんの項目があります。
いや~、ありますよ。あります!
あるもないもないわえ! 多いも多ないもないわえ! っていうぐらいあるわえ~
この一つ一つを全部覚えておくことはほぼほぼ無理なことなので、自分の得意分野やったり、前回質問したところやったり、予算が去年と著しく変わっていたり、内容が違っていたり…などなど、そんなところから議員がそれぞれに質問をします。
それに、各課の課長、課長補佐、係長らが答えます。
さながら、「議員」VS「〇〇課の課長、補佐、係長」です。
そこに、事前通告や、前もってのやりとりはありません。
その場での真剣勝負です!!
議員の質問力が強いか!
執行部の説明力が強いか!
より切り込んで質問を投げかけられると、議員はやったモンやし、
完全に説明して納得させてしまえたら、執行部の説明力の証明でもある。
これを経て、係長がより高い説明力や回答力をつけていく、となることが、市役所執行部の全体の底上げになると思うし、というか確実なるし、議員もより高い質問力、予算を読み解く力がないと、お互いがよりレベルの高い戦いをすることが、お互いの力の”ミックスアップ”にはならん!
※ミックスアップとは、戦いながら成長する。お互いがお互いの力を高め合う。限界を超え合う。という意味の言葉。
(はじめの一歩29~30巻の一歩対千堂のタイトル戦での話が分かる人は一回読みましょう)
尊敬する元課長がチラッと言っていましたが、
「予算決算委員会では、議員にどんどん質問してもらいたい。そのことが(部下が)成長することになるので」
と言われてました。本当にその通りやと思うし、その言葉のためにも僕ら議員は高い質問力をつけないかんと思います。
でも、僕もまだまだです。まだまだ高い能力とは全然言えませんので、もっとさらに修行を積まないかんです。
がんばります!
予算決算委員会のことが少しでもわかれば幸いです。
市の執行部の皆さん、今回のは見なくてもいいですからね(笑)
2日目に続きます~