米供与の兵器でロシア領内攻撃、バイデン氏が容認 ハリコフ国境限定 | 本のブログ

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あとは、Linuxと中古PCなどの話題。

 

 

この紛争が始まった当初、もっと早く集結するという、今から考えると楽観的な見込みをバイデン氏は持っていたと思うし、世界的な論調もそうだったように感じた。

しかしながら、ロシアのプーチン氏は想定内だったかもしれないが、ほとんどの人々(世界)にとって、状況は長期化し、ひとつは、この紛争に関連して世界的なインフレを引き起こし、紛争の主役である、米国、NATO、G7などの批判も見受けられる、それと同時に、グローバルサウスの台頭が確実になり、さらに、紛争終結を難しくしている。

そこに、加わったのが、イスラエルによるガザ地区への軍事侵攻であり、事件の発端はハマスによるテロだったのかもしれないのだが、あまりに多くのパレスチナの民間人を殺害したので、本来、量と質の比較は困難だとされていつつも、本件は、(死者の)量が質を凌駕してしまうという、ある意味前代未聞の状況下にあり、イスラエルも客観的には「狂気」にしか見えない事象を、ひたすら自己弁護のために正当化し続けるという悪循環に陥っている。

何故、ここにイスラエルの話が出てくるのかと言うと、歴史的にこの紛争の後ろ盾に米国の支援があるからで、この事象から世界の目をそむけるために、(もし)ウクライナ情勢を利用しようとするなら、さらに、泥沼にはまることになると私は思う。

何度も過去のブログに記したが、バイデン氏は外交が下手、と言うか、根本的な考え方はトランプ氏と同様アメリカファーストなので、他国がどうなっても構わないということになる、バイデン氏の就任後、アフガニスタン、ウクライナ、イスラエル(パレスティナ)と、どれも悲惨な状況で、ひとつも解決していない。

ただし、ヤクザの大大大親分を、だれもきちんと諌めることはできない。

 

当初、国境は越えない、国内の防戦だけという姿勢が、美談に感じられたが、ここにきて、条件付きだが、方針転換となってしまった、この先行き着くところは、ウクライナにロシアへの代理戦争をけしかけることに(実質そうなっているようなのだが)ならなければ良いのだが・・・!!!

 

追記:ウクライナ紛争勃発、程なく、国益を優先するべきだと発言し、バッシングを受けた鈴木宗男氏(注:ロシア通)を、いまも、これでも笑える日本人は、どの程度いるのだろうか?

米供与の兵器でロシア領内攻撃、バイデン氏が容認 ハリコフ国境限定
5/31(金) 5:45配信 ロイター
Steve Holland Humeyra Pamuk

[ワシントン/プラハ 30日 ロイター] - バイデン米大統領はウクライナに対し、米国が供与した兵器でロシア国内を攻撃することを一部容認したことが分かった。米当局者が30日、明らかにした。ロシア軍が攻勢を強めるウクライナ北東部ハリコフ周辺との国境地域に限り認めたという。
バイデン氏はこれまで米国の兵器を使ったロシア領への攻撃を認めない姿勢を崩しておらず、方針転換となる。
同当局者は「大統領は最近、ウクライナがハリコフ地域で米国が供与した兵器を反撃目的で使用可能にするよう指示した。ウクライナを攻撃している、もしくは攻撃の準備をしているロシア軍に反撃できるようにするためだ」と述べた。
ロシアは今月に入りハリコフへの攻撃を強めている。北大西洋条約機構(NATO)加盟国は米国に対し、こうした攻撃に使われているロシア領内のミサイル発射装置や軍事拠点をウクライナが西側の兵器で攻撃することを認めるよう求めていた。
一方、米国防総省は先に、ロシア領内への攻撃に米国の兵器が使用されることに反対する政府の方針に変更はないと表明。シン報道官は「われわれがウクライナに提供する安全保障支援は同国内で使用するもので、ロシア領内での攻撃を促したり、可能にしたりしない」と述べていた。