風化 | 新潟市ボクシング教室 ”市ボク”サブ通信

新潟市ボクシング教室 ”市ボク”サブ通信

新潟市陸上競技場の脇にたたずむ1件の古ぼけた道場。
そこに、ボクシングに興味を持った老若男女が、
それぞれ目的を持って、毎日気持ちのいい”汗”を流しています。
そこで流したいろんな”汗”のカタチを、
コーチ&練習生がニオイ抜きの写真と文章でお届けします。

3日間、宮城県気仙沼市に行ってきた国彦です。五月に続き、被災地で2度目のボランティア(主に瓦礫の撤去やヘドロ除去)をしてきました。


震災から5カ月経過しましたが、相変わらず、被災地の沿岸部は廃墟のままでした。


石巻市の沿岸部の住宅↓


新潟市ボクシング教室 ”市ボク”通信


気仙沼市の道中に通った南三陸町↓


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今回、現地では色々な方がいて、「いいか、若いの。神様が我儘な日本人に罰を与えたんだ。また、津波が来て、みんな死ねばいいんだ!」という老人や、「おい、兄さん。ボランティアなんて所詮、綺麗事だろ?」と言う20歳くらいの男の子もいました。

後ろ向きなことを言われ、悲しかったのですが、おそらく彼らも家族や友人などを亡くされているのだから、仕方がないと思いました。


震災をきっかけに物などを節約したり、節電したりする「ハード面」も大切ですが、何よりも平穏な日々に感謝できる「ソフト面」を被災していない僕らが考えなくてはいけないような気がします。


当然ながら、僕はボクシングに打ちこめる日々に感謝しなくてはなりませんビックリマーク


一緒にボランティアに参加した方から頂いた、車に貼るマグネット↓


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なにくそ!東日本大震災を風化してたまるものか。