おいハンサム!!2 伊藤源太郎の名言集 | 始まりはアドラー心理学

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          おいハンサム!!2           

       伊藤源太郎の名言集        

 

 

 

フジテレビの深夜に放送された『おいハンサム』の

吉田鋼太郎が演じる父親があまりにカッコいいので

思わず記事にしてしまいました。

説得力あるハンサム親父の名言を以下に紹介します。


#01《人は見掛けだけでは分からない》     

手書きのメモは信用しないのに

パソコンで打ち出された資料は信じてしまう。

見た目、偉そうな人を中身も偉いと思ってしまい、

自己アピールが下手な地味な人は下に見てしまう。

見た目に引きずられるな。

見掛けのいいもの、ピカピカつるつるしたものは

確かに目を奪われがちだ。

でも、そういうものだけを求めては

見失うものだってあるんじゃないか。

その、つるつるピカピカしたものの陰に

大量のごみや無駄が生み出されているのかも知れない。

安易に人を見くびってはいけない。

軽く見ていた人が実は中身の伴った人だったり、

気の毒に思ったような人が実は私たちより

ずっと幸せだったりするかも知れない。

時代は変わる、尺度も変わる。

流されるな、分からないことを批判するな、

視野を広く持て。



02#《恐ろしいことに自分の人生の

決断の責任は自分にしか取れないんだ》

人生には、知ってよかったこともあれば、知らなくていいことも

あとは知らない方がよかったということもあるのかな?

いつかの換金期限が切れた宝くじもそうだ。

本当は幾ら当たっていたのか、

一応、知っておきたいという気持ちもあるのだが、

一方では、万一、高額当選していたら

気持ちは穏やかではいられない。

ほら、知らなかった方がよかったということになる。

お前たちが生きているのは

父さんたちとは比べものにならない

真実も嘘も入り交じって、無数の情報があふれかえって

お前たちをのみ込もうとしている時代だ。

せいぜい、気を付けて向き合いなさい。


03#《食べているか?娘たちよ》               

毎日、しっかりと食べているか?

父さんは、この間、うな重を食べたぞ。

「いいなー!」

とにかく、腹ごしらえは大切だ。

食べることというのは生きることだ。

そして、生きることは戦いだ。

お前たちも、毎日それぞれ何かしら戦っているだろう。

腹が減っては戦はできぬ。

食べて戦いに備えるのだ。

ここぞという時だけの勝負飯だけじゃない。

特別な食事でなくても、たくさん食べなくてもいい。

毎日、当たり前に食べよう。

歯磨きを忘れずにな。

(食後30分してから)


04#《年齢や性別だけで人を判断するなよ》

これからはもう、そういう時代じゃない。

先入観に気をつけろよ。

思い込みだけで行動するな。

思い込みだけで人と接するな。



05#《たくさん注文して少しだけ食べて
あと全部残す野々村さんについて》


駄目だな。

食材としていただくものの命や生産者や料理を

作ってくれる人に対して失礼だろ?

食事に感謝して無駄にならないように食べる。

人として最低限の礼儀だと、お父さん思うぞ。

天下をとっても二合半。

いくらお金や権力があっても人よりたくさん食べられる

わけではない。

全てを食べ尽くせるわけでもない。

例えば、このリンゴは最初の一口目が一番おいしい。

だからといって、このリンゴ1個食べきる代わりに

1箱のリンゴを買って1個につき1口ずつ食べて

残りは全部捨ててしまう。

そういうことが許されるだろうか?

果たしてそれは、おいしいのだろうか?

必要以上、身の丈以上のぜいたくは慎むべきだな。

だが、一方でわれわれは野々村さんの考えを

一概には否定できない社会に生きている。

大量消費、大量廃棄を前提としたシステムの恩恵を受けて

ぬくぬくと生きている。

大切なのはこれからだ。

これからお前たちが、どう考え、どう生きるかだ。


06#《新しい観光ツアーとは?》                

日本を訪れる観光客は増えている。

しかし、行き先が東京や京都や大阪に集中し

プランがパターン化するなど課題も多い。

お前たち、不便であることの喜びって体験したことある?

自分から動き様々な苦労をしないと何も手に入らない、

つまり、そういう不便な状況にこそ喜びが伴うってことも

あるよな。

効率だけを目指すのではなく、その手間をかけている

プロセスそのものを楽しむっていう考え方だ。

「稲刈りツアーとか、そういう楽しみ方でしょうか?」

いいね。

そんな制限や制約の中でどうやって楽しむのか、

それも与えられた楽しさでなく自分で見つける、

まぁ、いわば能動的エンターテインメントに

価値があるんじゃないかな?


そして、新しい観光ツアーが誕生する

「でも、よく通りましたよね…!

日本人でも行かない中山道ツアーや奥の細道ツアー、

あとは観光地でも何でもない地方での普通の農作業や

漁業、和包丁手作りツアーですよ!」

有名な観光地を見て回るだけなら今の世の中

ネットを使えばいくらでもできる。

だが、地方を訪れ日本の異なる表情に触れ、

自分たちの国の常識や当たり前との違いから来る

強烈な体験をしてもらいたい。

リアルな旅に出かけなければ、それはできないだろう。

そこに体験する喜びがあるんだ。

画一化された日本の地方都市の駅前の風景を見て、

海外からの観光客は果たして興味を持つだろうか?

満足するだろうか?自分の国に帰って

それを家族や友人たちに話すだろうか?

短期的な視点で効率だけを求めて、情緒や風情という

資源を破壊することが一番愚かなことだ。

この国には色々な場所に、それぞれ違った地形や気候、

歴史や文化、風習がまだまだたくさん残っている。

その違いを守っていくことが

これから一番大切なんじゃないだろうか?



07#《成功者が書いた成功者の秘訣》        

ここに書かれている体験談をそのままなぞっていても

同じ結果は得られないんじゃないのか?

この人の分野でこの人と同じように、たぶん1000人もの人が

同じように努力しただろう。

そして、999人が失敗して、この人だけが努力以外の

幾つかの要因も重なって運よく成功した。

成功したこの人は、成功したから成功の秘訣の本を書いた。

その1人の成功者のことだけを知りたいのか?

あとの999人の同じように試みた失敗者のことは忘れて。

今置かれている日常をおろそかにしていては

決していい結果は得られない。

自分で考えて日常に立ち向かえ。

ビジネスも人生も不確実なものだが、だが、

確かなことが1つだけある。

自分は人(他人)とは違うということだ。


母さんが風邪をこじらせて入院

今回のことで痛感したよ。

生活とは日常の積み重ねであり、その積み重ねは

簡単に壊れかねないものなんだと…。

人とは違う非日常を求めるのもいいが、

まずは自分なりの日常を送ることが大切なのだ。

その上で飛び立つなら飛び立つがいい。

非日常に憧れるあまり、日常をおろそかにしてはいけない。

当たり前の生活に中にこそ、かけがえのない楽しみ喜び

幸せがあるんだから。

そして、その当たり前を誰かと共有できたら、なお素晴らしい。


8#《娘たちよ選びなさい!! 》        

何を選ぶか、誰を選ぶか、どこを選ぶか、悩み多いことと思う。

人生の選択は簡単ではない。

選択肢が多いということは幸せといえる。

しかし、選択肢が少ないこと、1つしかないことが

不幸せだとも限らない。

人は選択肢が多すぎると決断できなくなり、思考停止、

選べなくなってしまう。

完璧に選ぼうとして、後になってその選択結果が

正しかったかどうか不安にもなり、不満も残りがちだ。

むしろ自分にはこの道しかないと思える人生の方が

幸せなのかも知れない。

だから、取りあえず選択肢を置いておいて、自分が本当は何を

望んでいるか、自分にとって必要なものは何なのか

幸せとは何なのか、虚心坦懐、素直になって考えてみるといい。

完璧な選択なんてない。

だから取りあえず選ぶ、取りあえず選ばない。

それでいいんじゃないのか?

選ぶことは大切だ。

しかし、正解を求めすぎるな。

自分の選んだ道を正解と思えること、正解にしていくこと、

それが大切なんじゃないか?

やり直すことや、やり直すことはいつでもできる。

だから取りあえず選んだら取りあえず歩き出しなさい。

そして何度も言うが、自分の選択の責任は自分で取ること。

それだけは覚えておきなさい。


以上の続きは映画館で…。

6月21日(金)全国ロードショーです。