反撃の狼煙(のろし)を上げよう | 始まりはアドラー心理学

始まりはアドラー心理学

より、楽しい日々を送るために、
より、ハッピーな人生を過ごすためには、
どうすればいいのでしょうか?
そのための方法論や実践論を考えています。
ちょっと難しい内容かも知れませんが、
みなさんのお役に立てるような情報を伝えていきたいと思います。

日本アマチュアボクシング連盟の会長が、
関係者333人に告発されたというニュースには、
多くの人々が驚いたはずです!
会長自らワイドショーに出て弁解した事、
また、テレビに映る彼の風体と言動も含め、
色々な意味で実に衝撃的な事件でした。

反旗の声を上げたのが、新潟の人というのも意外です新潟Niigata
何しろ、温厚で我慢強いというのが、新潟の県民性ですからね。
今回の勇気ある英断は讃えられるべきもので、
同郷の者としても誇らしい限りですぐぅ~。

今回の報道を見て、多くの人々が気付いた事と思います。
それは、既に報道された相撲協会の様々な不祥事、
アマレスパワハラ問題や日大アメフト事件などとの共通点です。
全て、氷山の一角に過ぎないでしょう。
巷には、不当な権力を振りかざす理不尽な暴君が、
たくさん潜んでいますもやもや
政界と財界、企業と部署、学級、部活、PTA、近所の自治会、
ママ友やアイドルグループ、一般家庭に至るまで、
不当な権力に蹂躙されるコミュニティーが、
どこでも当たり前のように存在するのです。
企業に置いてはパワハラ上司(イヤミ課長)、
家庭に置いては、酒乱の親父、DVの夫(彼氏)などは、

その典型でしょう衝撃
心理学からすると、彼らのほとんど(特に山根会長)は、
自己愛性パーソナリティ障害に該当すると考えられます。
中には、一定の比率でサイコパスも潜んでいるはずです。
これらについての詳細は、過去の記事を参照ください。

彼ら全体に共通するのは、
「力付くで他人に恐怖を与えて支配する」という点ですパンチ
大きく分け、手口は以下の3点になります。

 

・威嚇と恫喝
怒りの感情と表情、大きな声や物音には、
人間だけでなく動物たちも恐怖を感じます。
従って、他者を支配するには、最も原始的で、
お手軽な方法といえるのです。
さらに暴力や暴言を使えば、恐怖感は倍増します。
この手の輩に「バカ」、「無能」呼ばわりされ、
悔しい思いをしている人も多いでしょう悔しいです
それは、相手の自信と勇気を挫き、
戦意を削いで従属させる事を目的とした、
連中の常套手段といえるものです。
特に小中学生が好んで多用します。

・各種ペナルティ
「解雇」、「左遷」、「罰金」、「減俸」、「落第」、「停学」、
「飯抜き」、「デコピン」、などのペナルティは誰もが恐れますガクブル
失敗や不手際に対する処遇ならば仕方ないでしょうが、
服従させるために罰をチラ付かせて脅すのは、何とも凶悪です。
今記事の典型例といえる山根会長は、実際に行使していました。
その他、企業の経営者や管理者、小売業やサービス業の店長、
官庁の上役らも、当たり前のように使っています。
金と生活に不安を持つ庶民にとっては、
かなり強力な支配道具といえるでしょう剣

・イジメ行為
イジメや嫌がらせは、特に若年層のコミュニティ目立ちますが、
残念ながら大人社会でも普通に存在します残念
特に厄介なのは、権力を持つ者による集団イジメです。
陰湿な暴君は、気に入らない者がいると
軍門に下った者共に様々な嫌がらせ行為を命じ、排斥しようとします。
集団から受けるイジメは、対象者にとっては大きな恐怖です白猫 げんなり
組織にいる人間であれば、
ただ無視されるだけでも大きな痛手となります。
組織内で孤立するのは、誰だって嫌です。
自分の居場所がなくなれば、
組織から去る以外に方法がなくなるでしょう。
また、実行部隊にとっても、恨みのない他人をイジメるのは、
大きな苦しみになります顔
同時に、逆らうと同じ目に遭う事を思い知らされる訳ですから、
自身がイジメられているのと何ら変わりませんね。
暴君にとっては、まさに一石二鳥となります。
邪魔者を排除すると共に、裏切り者の出現を抑止出来る訳ですから。

 


以上の恐怖に晒される人々が選ぶ道は以下の4つとなります↙

・逃走
会社を辞める、登校拒否する、友達グループから脱退する、
…などの選択です。
最も楽で堅実な解決法といえるでしょう。
「逃げる」といえば聞こえは悪いですが、
何もせず、現状に埋没するよりは、遥かにマシです。
離脱者の出現は、残る者たちにとって、
意識を変えるチャンスとなります。
暴君への怒りや反抗心が強まれば、
それが集団決起の原動力にもなるはずです頑張る

・軍門に下る
この道を選ぶ人は、けして少なくないはずです。
クラスのイジメっ子が暴君であれば、
軍門に下った者たちも一緒になってイジメに加わります。
企業であれば、暴君に取り入る事で、
相応の金や地位を得ようとする者もいますね。
解決策の中では、最も好ましくない選択肢でしょう。
権力に媚び、一緒になって悪事に手を染めるような生き方に、
幸せを感じる人などいませんショボン
もし、暴君が失脚した場合は自分も同じように糾弾されるし、
その前に離反したり、手の平を返して裏切るような事をすれば、
余計な生き恥を晒す破目になります。
いずれにせよ、ロクな事はありません悲しい

・反抗しつつ耐える
選択としては蕀の道ですイナズマ
暴君と子分たちに目を付けられてしまえば、
色々と暴言や意地悪を受ける事になります衝撃
企業ではあれば、クビや左遷に遭うでしょう。
相撲協会での貴乃花親方が代表例です。
芸能界から干された人たちの中にも、
暴君への反抗者が多く含まれています。

・組織に埋没する
戦いも逃げもせず、逆らわず、媚びず、マイペースで淡々と過ごす、
…という選択です。
簡単にいえば、一匹狼、もしくは窓際族が該当します影
多少の威厳や確固たる独自性を示せる人じゃないと難しいでしょう。
憎まれたり、弱味を見せたりすると攻撃対象にされ、
闘争と逃走の二択に追い込まれる危険性があります。

・集団で反旗を翻す
今回の333人が取った方法がこれです。
選択肢の中で、最も建設的な解決策といえます。
以下、この点について掘り下げていきましょう↙

不当な権力から解放されたければ、
逃げずに戦う事を、個人的にも推奨します。
直ちには行動出来ないとしても、
秘密裏に同志を集め、戦略を練るなどし、
来るべき日のための準備はして置くべきです。
しかし、現実には多くの人たちが「逃げる」、
もしくは「軍門に下る」という道を選びます。
理由は「怖い」からでしょう。
気持ちは解ります。
反旗を翻しても、返り討ちに遭ったら最悪です痛いぎくっ
下手をすれば、「クビにされる」か、
もしくは「辞めるまでイビられる」か、
いずれかを選ばねばならなくなります。
ならば、「支配される方が楽」と思う人も多いでしょうね。
これも理解出来ます。

しかし、1つ朗報がありますひらめき電球
それは、権力を振りかざす者ほど、「実は弱虫」だという事実です。
彼らが見せる強さは、単なるハッタリに過ぎません。
弱さを隠すために、無理して強がってるだけなのですがんばる
学校のクラス、ママ友グループ、企業の中間管理職、店長などは、
大概がこの手のタイプに該当します。
それは、生物学的にも見ても明らかです。
弱い犬ほどよく吠えるというでしょう犬
そもそも、彼らには戦う勇気も力もありません。
だから、威勢よく吠えたり、怖い顔で凄むなど、
相手の戦意を削ぐ事で、争いを未然に防ごうとしているのです。
また、彼らは弱虫だからこそ、
自分より強い者(上の者)には手出し出来ません。
自分が傷付くのが怖くて堪らないので、
その危険性がない相手にしか権力を振るえないのです。
従って、一度でも「強い、手に負えない」と思わせてしまえば、
少なくとも攻撃対象からは外されます。
例えば、クラスでイジメに遭っているのであれば、
一度、怒り狂って大暴れしてみてくださいジタバタあ゛~
多分、二度と手出しされなくなります。
嫌味や暴言を吐く上司に対しても、
正論でビシッと言い返してやれば、次から大人しくなるでしょう。
余計にエスカレートする場合は、相手の目を見て、
「パワハラ問題に該当します真顔」と真顔でいってみてください。
多くの場合、翌日から態度が変わるはずです。

得てして権力者には、権力を失う恐怖、
周囲が従わなくなる恐怖がありますこわい
本来、権力を維持したければ、
下の人々から信頼されなくてはいけません。
それには、相応の知性や言動の正当性、
尊敬されるべき人格などが必要となりますが、
暴君には、そのような資質がないのです無
だから、権力を振りかざす事で他人に恐怖や不安を加え、
力付くで支配しようとします。
実際は、知恵や能力もない単なる臆病者に過ぎないので、
その気になれば、やっつける事は難しくありませんeasy
特に強い財力や権限を持たない者(クラス、ママ友などのボス)ならば、
知性や正当性のある個人が一人で退治する事も可能でしょう。
企業の中間管理職や店長レベルであっても、

パワハラ該当者であれば、
個人で告発して排除する事は、十分に可能ですね。
今や、スマホにはヴォイスレコーダーという
便利な機能が付いていますスマホ
今回の告発者333人も、しっかり利用していました。

ただ、企業(官庁)の役員レベル、経営者、
政治でいえば大臣クラスの連中に反旗を翻すのは、

なかなか難しいものがありますあせる
何しろ、軍門に下った多くの手下や捨て駒が揃っています。
連中をやっつけるには、彼らを凌駕する人数で徒党を組み、
その罪や不祥事を明確に暴かねばなりません。
ただ、あまりに相手が強大過ぎると、
権力の力で揉み消される事もありますもやもや
昨今の国会を見ても、よく解るでしょう。
少ない人数では、やはり太刀打ち出来ないのです。
その点からも、今回の333人という大人数による告発は、
良き手本になったのではないでしょうか??
彼らの活躍は、不当な権力に蹂躙される人々にとって、
大きな福音であり、また希望だと思いますキラキラ

読者の中にも、不当な権力や暴力に虐げられて苦しんでいる方が、
少なからずいるはずです。
経済的な理由で甘んじざるを得ないという方もいるでしょう。
ただ、黙って耐え続けるだけの人生では、あまりに悲し過ぎますなみだ
少なくとも、心身を病んでしまう事だけは避けねばなりません。 
精神が病むと、通常の認知や判断が出来なくなるので、
色々な意味で危険ですWARNING
そうなる前に、冷静な気持ちで賢い選択をして欲しいと思います。
選ぶべき道は、闘争か逃走かのいずれかです。

既に述べた通り、他人を支配しようとする人間ほど、実は弱虫です。
それに比べると、支配されて耐えている側の方が、
むしろ実質的には強い立場にあります人強い人
何せ、向こうには大義も正当性もなく、
持ってる武器といえば嘘とハッタリくらいです。
また、悪事が暴かれれば、軍門に下った者たちも手の平を返します。
もはや、暴君の行く末は、謝罪か逃走しかなくなるはずです。

努力の末、告発者側は、
山根氏から連盟の会長及び理事の座を奪う事が出来ました。
それでも、彼には他のボクシング団体での要職が残っており、
再び権力を振るう危険性も指摘されましたが、

どうやら、その心配もなさそうですOK
彼が他の団体からも退く意思を示した事で

問題は終息へと向かい始めていますーEND エンド♡

山根氏に関しては、彼の主旨通り「男を貫く」べきでしょう。
もう、無理に強がって無駄な権力を振るう必要はありません。
潔く退き、一人の老いた男としての
新たな人生を歩んで欲しいと思います歩く
幸い、多くの家族に恵まれているようなので、
今後は良き祖父として、平和な余生を過ごしたらどうでしょうか??

333人の英断を讃えましょうアップ
彼らは、支配と恐怖に打ち克った勇者たちです。
これを機に、全国の津々浦々から、
反撃の狼煙が上がる事を大いに期待しています。
この世界から、あらゆる不当な権力

(パワハラ、セクハラ、イジメ)を追放しましょう頑張る