イメージとワード | 始まりはアドラー心理学

始まりはアドラー心理学

より、楽しい日々を送るために、
より、ハッピーな人生を過ごすためには、
どうすればいいのでしょうか?
そのための方法論や実践論を考えています。
ちょっと難しい内容かも知れませんが、
みなさんのお役に立てるような情報を伝えていきたいと思います。

長らく洋楽ファンだった僕には、
お気に入りのアルバムがいろいろあります。
ドリーム・シアターの『イメージズ&ワーズ』も、その1枚ですCD
このアルバムでは、
作曲をイメージ、作詞をワードと表記しています。
これを見て、「なるほど」と思いました。
確かに、曲が伝えているのはイメージだし、
ワードが伝えているのは言葉です。
しかし、残念ながら、僕には英語が解らないので、
ワードの部分は伝わってきません。
日本語しか解らない我々にとって、
あらゆる洋楽は、クラシックやジャズと同じく、
イメージのみでしか捉える事が出来ないのです。

具体的にイメージとは、どういうものを指すのでしょうか??
それは、五感で捉える映像や音、匂いなどを含む様々な物理的感覚、
そして気分や感情など全ての精神的感覚に当たります。
当然、直接イメージを他人に伝える事は出来ませんバツ
だからこそ、ワード(言葉)が重要になってくる訳ですねOK

人間が、この世界に存在する全ての物事に
何かしらのイメージを感じているのは確かです。
しかし、我々があらゆる活動をするためには、
ワードがなければ何も始まりません。
我々は、日々いろんな事を思い浮かべ、
あれこれと考えてから行動を起こしますが、
その際には、イメージよりも言葉で意識する方が多いはずです。
例えば、「頑張る」、「落ち着く」、「諦めない」と強く思う時、
多くの場合、これらの言葉を頭に浮かべませんかはてなマーク
もちろん、イメージとして思い浮かべる事も出来ますが、
言葉にした方が、より強く意識出来るはずですアップ
もし、これらの言葉が初めからなければ、
明確に思った通りの行動をするのは難しいと思います苦しい
人間が、イメージだけで様々な物事を理解出来るとは思えません。
もし、『言葉』というものがなければ、
人間が、何かを深く考えたり、物事を的確に判断したり、
新しいものを作ったりする事は、不可能だと思うのですうーん

言葉は心に思い浮かべるだけでなく、
文字として書いたり、声で現す事も出来ます鉛筆しゃべるニヤニヤ
イメージは個人だけの物ですが、
言葉は人々で共有する事が出来る訳です。
文字は、それを読む人全てに、
声は、それを聞く自分自身と周囲の人たちに、
様々な影響をもたらします。
言葉の持つ理念が意識に伝わる事により、
その意図を汲み取り、考え、判断し、反応し、
それに対して目的を抱き、行動する事が出来るのです。
だから、知らない言葉を見たり聞いたりしても、何にもなりませんバツ
現に、我々が中国語やフランス語を聞いても、何も感じないでしょう。
日本人ならば、日本語のみが

意識に変化を及ぼす唯一の言語になりますキラキラ
それでも、やはり知らない言葉に反応する事は出来ず、
これを使って物事を考えたり、行動したりする事は出来ません。
よって、少しでも多くの言葉を知っていた方が、
生きる上では有利になります。
今以上に自国語を理解すればするほど、
思考や行動の幅が拡がり、
より楽しく快適な人生を送れるようになれる訳です音譜幸せ

言葉は、それを繰り返し目にし、また耳にする事で、
人の意識に強く刻み込まれます。
誰でも口癖がありますが、それが自分自身の心に、
どれだけ影響を及ぼしているか、量り知れません。
「どうせえー」とか「無理チーン」とか「ムカつくプンプン」とか、
「イヤだショボーン」などのネガティブな言葉を遣っていると、
気持ちが沈んで意欲も湧かず、
何をやっても上手くいかなくなるでしょう。
ネガティブな言葉は精神さえもネガティブにしてしまい、
何事にも暗い認知や反応をする習慣を招いてしまいます。
逆に「大丈夫口笛」、「心配ないウインク」、「楽しい爆笑」、
「ありがたい照れ」などのポジティブな言葉を多用すれば、
何事であっても、

前向きで穏やかな対応が出来るようになれるはずです。
このように言葉が持つパワーを利用すれば、
いつもハッピーで楽しく過ごせる事でしょう。音譜有閑倶楽部    

言葉は、我々にとって、

互いの意思を伝え合う便利なツールでもありますレンチ
相手に自分の気持ちや要求を明確に伝えるには、
言葉を遣うしか手立てはありません。
しかし、言葉に対する捉え方は、個人の主観で変わってきます。
だから、なかなか正確には伝わらず、
しばしば誤解や勘違いも生じてきます。
何しろ、人間の精神は限りなく複雑かつ精密であり、
また様々な矛盾を合わせ持っています。
そのような状態で、
自分の気持ちを他人に理解させるのは、ほぼ不可能に近いでしょう。
どんなに上手く言葉を選んでも、やはり難しいと思います。
何故なら、言葉が持つ意味やイメージが、
万人で共通するとは限らないからです。
人々の言葉に対する意味付けや認知には、明らかに差があります。
従って、我々が完全に解り合うには、            脳みそコード脳みそ
脳同士をケーブルで繋いで、イメージデータを交換したり、  
もしくはテレパシーを使わない限りは、不可能なのかも知れません。

以上のように、言葉というのは、実に微妙で曖昧なものですが、
人々に与える影響には計り知れないものがあります。
だからこそ、僕らは言葉を上手く使わねばならず、
また、学び続けなければならないのです。

言葉だけでなく人の心も、微妙で曖昧で移ろい易く、
しかも矛盾だらけですもやもや
大体、自分の心さえよく解らないのですから、
これを他人に理解させようとする自体、無理なのかも知れません。
それでも、我々が解り合うためには、言葉を遣うしかないのです。

以上のように、言葉は、
人間同士が解り合うための通信手段であると共に、
人間の思考と行動に大きな変化を及ぼすエネルギーを秘めています。
より快適な対人関係を営むためにも、言葉の力を上手く利用し、
また使い方についても学び続けていきたいものですメモ本
テレパシーを使えるようになるまでは…雷雷脳みそ