「知っているのと、知らないとでは大違い」。
この言葉の意味を知らない人はいないと思います。
ただ、「どれだけ違うか?」と問われたら、
その感覚には大きな差があるでしょう。
恐らく、より知識や経験豊富な人ほど、
その違いは大きく感じるはずです。
知識が持つ価値は図り知れません
たった1つの知識が、「あるか、ないか」だけで、
人の運命が天と地ほどに変わってくる事さえあります。
僕は、この現実を、
アドラー心理学に出会って確信しました。
知る前と知った今とでは、まさに天と地の開きがあります
より知れば知るほど、その差は広がるばかりです。
他の記事でも触れましたが、我々の人生は、
『願望』→『行動』→『結果』…、という流れで動いています。
スタートは『願望』でゴールが『結果』となるのですが、
これで完結する訳ではありません。
それは、結果が新たな願望へと繋がっていくからです
我々が結果から得るのは、願望を充たした快楽と様々な知識です。
快楽は「もう一度味わいたい」という願望に繋がり、
知識は、次に行動するために便利な道具となります。
より便利な道具を手に入れれば、
結果から得られる快楽や知識もより増えていくでしょう。
つまり、この願望→行動→結果というループが、
人を学びと幸せへと導いているのです。
結果から得た知識が、再び人を同じ行動に駆り立てる事は、
以上から解ったと思います。
それは、まさに『続けるパワー』であり、
人を成長させるパワーともいえるでしょう。
そして、もう1つあるのが、『人を変えるパワー』です。
これが、まさに運命を変えるカギを握っているのです
人間の願望は、経験を重ねるごとに増えていきます。
より様々な事を知る内に、興味の対象や好きなものが増え、
それに連れて、物事の優先順位や
時間の使い方も変わってくるでしょう。
今までと違う行動をすれば、
今まで知らなかった事が分かるようになります。
新しい知識が増えれば、物事に対する認知(捉え方)が変わり、
場合によっては、生き方や価値観、
性格さえ変わってしまう事もあるのです。
僕にも、それに近い体験がありますし、これを読んでいる方にも、
何かしら心当たりがあるのではないでしょうか
より多くの知識を得るには、好奇心が必要となります。
これは、「知りたい」という願望、「知ろう」という意欲です。
「知りたい」という願望は、
「知識を得た喜び」を味わう事によって生まれます
知識の獲得が大きな喜びを伴う事は、
誰もが知っているでしょう。
未知の知識を得た喜び、謎が解けた喜び、
物事が府に落ちた喜びなど、多くの人が体験済みのはずです。
冒頭で「知ってる、知らないとでは大違い」と書きました。
何が違うかといえば、何といっても幸福感です
もはや「知れば知るほど幸せになる」といっても
過言ではないと思います。
この感覚は、より知識や経験が豊富な人ほど強いはずです。
もし、「知りたい」という意欲が低いとすれば、
「知識を得た喜び」を味わった経験が少ないからかも知れません。
これは、実に勿体ない事です
何かと多忙な現代社会に生きる我々にとって、
知識を得るという行為はかなりの重荷となります。
日々の生活を切り盛りし、
自らを取り巻く現状を乗り切るだけで精一杯の人も多いでしょう
しかし、その苦しい日々を抜け出すためにこそ、
新しい知識が不可欠となるのです。
肝心なのは、時間の使い方にあります。
後は「知りたい」という願望と「学ぼう」という意欲です。
知識がもたらす大きなパワーを共に感じましょう