浮気と不倫14.【愛のキャッチボール】 | 始まりはアドラー心理学

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より、楽しい日々を送るために、
より、ハッピーな人生を過ごすためには、
どうすればいいのでしょうか?
そのための方法論や実践論を考えています。
ちょっと難しい内容かも知れませんが、
みなさんのお役に立てるような情報を伝えていきたいと思います。

浮気や不倫に対して、長らく語り続けてきましたが、
今回で一応の結末を迎えます。
いろいろと好き放題に述べてきましたが、
所詮は僕個人の意見に過ぎないので、あくまで参考に留めつつ、
適度に役立てて頂ければと思っていますほっこり 

前回の続きです。
冷え切った二人の関係に、再び温もりを取り戻すには、
どうすれば良いのでしょうかはてなマーク
大切なのは、自分から行動する事です。
相手から何かして貰う事を期待して、
ただ待っているだけでは何も変わりません。
何故なら、多くの人が他人からの働き掛けを願ってばかりで、
自分から手を差し伸べようとしないからです。
お互いが相手に期待し続け、
ただ待っているままでは、何も起こり得ません。

まず、自分から相手に関心を持ち、
言葉や体を使って働き掛けるのです。
優しくされれば誰だって幸せになります。
人間は、自分を幸せにしてくれる人を好きになります。
好きになって貰えれば、
今度は相手からも『優しさ』が帰ってくるでしょう。
当たり前の事ですが、この『愛のキャッチボール』が
人と人の絆を深めていくのです。
これは、人間に生まれつき具わった本能なので、
当て填まらない人はいません。
(もしいたら、サイコパスかも知れません)

よく、夫婦関係は、
野球のバッテリー(投手と捕手)に例えられます。
キャッチャーは女房役といわれるので、夫はピッチャーピッチャーですね。
本来はピッチャーから先に投げるべきですが、
球はキャッチャーだって持っています。
まずは、自分から投げてみましょう野球ボール
全く会話のない夫婦ならば、「おはよう、今日も暑いねニコニコあせる」、
などという簡単な声掛けから始めたら良いでしょうし、
お茶を煎れて上げたり、
好きな食べ物を買ってきて上げたりなど、
出来る事はいろいろあります。

愛着を失った相手から、いきなり優しくされたら、
初めの内は戸惑うと思います。
「何か企んでいるのかあせる?」、「騙そうとしてるのか汗?」などと
勘ぐる人もいるかも知れません。
そのような場合、繰り返し優しく接しても、
なかなか良い反応は返って来ないでしょう。
「こっちが無理して優しくしてるのに、何えーはてなマーク
…なんて思うかも知れませんが、
ちょっと考えてみてください。
優しく接する目的は、
相手の良い反応が欲しいからではありませんよねはてなマーク
目的は、あくまで二人の関係を取り戻す事にあります。
その思いを大切に、相手への働き掛けを続けるべきです。

人間という生き物を信じてください。
既に述べた通り、人間なら誰でも、
好意を示す相手には、自分も好意を持たずにはいられません。
優しくしてくれる人に対して、
悪意や憎しみを返す事など不可能なのです。
もし、相手が突っぱねるならば、
意地になっているだけだと思います。
意地になるのは、意識している証拠です。
ただ、照れや恥ずかしさから素直になれないだけでしょう。
その場合、こちらから「心を入れ換えた」、
「あなたとの絆を取り戻したいおねがい」と、
素直にいってみたらどうでしょうか?
こんな事をいわれてまで突っぱね続ける人は、
ほとんどいないと思います。
それでもダメならば、
相手に明確な目的があるのかも知れません。
「この人の事はもう信じないプンプン」、
「もう関わりたくないショボーン」という強い意志です。
可能性としてはかなり薄いはずですが、
このような意志がある事が解ったならば、
意を決して別れるしかないかも知れません。

以上のように完全に拒否されたとすれば、
相手に対して埋めようのない苦しみを与えた可能性があります。
人間は、自分に苦しみをもたらす存在を嫌います。
相手が「絶対に嫌だムキー」というほど嫌われたのだとすれば、
こちら側に何か大きな問題があるのでしょう。
この場合は、もう出遅れかも知れませんが、
人に激しく厭われるような自己の問題を、
そのままにして置く訳にはいきません。
何より、自分自身のために、
自分の課題はしっかりと克服すべきだと思います。

多くの人は、「優しい人」、「思いやりのある人」を好みます。
具体的にいえば、他人に意識を向ける事が出来る人です。
逆にいえば、自分にしか意識が向いてない人は嫌われます。
何故、そうなってしまうかといえば、
自分の事だけで精一杯だからですあせる

多くの人が、
自己中や自分勝手だと他人に嫌われる事を知っています。
しかし、自分がその状態である事に、多くの人が気付かないのです。
また、気付いたとしても、それを克服する事はなかなか出来ません。
課題や悩みを抱えた状態で、無理に他人に意識を向けようとすれば、
益々と苦しくなるからです。

他人に好かれる人間になるためには、
「嫌われる勇気」が必要となります。
そう、アドラー心理学です。
あまりに定番な結論で恐縮ですが、
やはり、行き着くのは、ここしかない思いますうーん

僕が、このワードをブログタイトルにしているのも、
アドラー心理学には、自らの人生と、あらゆる対人関係を
劇的に変化させる力がある事を確信しているからです。
並びに、僕が今まで繰り返し述べ続けてきた
『人間の本能と社会秩序の違い』、
『男女の本能と、その違い』についても、
知っておいて損はないでしょう。
人間が浮気や不倫に走る仕組や、その心理状態について知る事は、
いざという時に、二人の関係、
そして、何より自分の精神をまもる大きな助けとなるはずです。

浮気や不倫については、まだまだ考える余地がたくさんありますが、
今回のテーマは、これにて終了となります。
賛否はあるでしょうが、個人的な意見として率直に述べさせて頂きました。
いずれ、恋愛についてのテーマで、
新たな見解を提示したいと思っています。
それまで、個人的にも恋愛を楽しみながら、
ネタを仕込んでおくつもりです。

皆さんの恋愛と結婚に幸多からん事を、心より願っていますバイバイ