セルフメディケーションという言葉、ご存知ですか
簡単にいえば、「自分の健康は自分で管理する」という事です。
これは、特に日本人にとって大きな課題だと思います。
何故なら、この国は、
健康に無頓着な人で溢れ返っているからです。
アメリカでは予防医学が発展しています。
彼らは、「病気にならないために何をして、何をやめるか？」、
それを考えているのです。
しかし、日本人の多くは、好き勝手な生活習慣で自堕落に過ごし、
具合が悪くなったら病院に行って、
全てを医師に任せきりにしています
病気を治すのは医師ではありません。
自分の病気は自分自身の課題となります。
自らの生き方が招いた病気は、自らの生き方を変えずして、
治る訳がないのです。
まず心掛けるべきは、体調を崩さない事。
具合が悪くなれば、それが治るまでは何も出来ませんね。
特に大病を患うと、大切な人生に大きな空白が出来てしまいます。
つまり、成ってから治療するのではなく、
成る前に予防するのが肝心なのです。
厚生労働省は、国民の医療費を削減するために、
いろいろと減税策を提示しています。
来年度からスタートする『セルフメディケーション税制』は、
納税者が一年間、薬店や薬局から購入した医薬品代を
一定額控除するというものです
簡単にいえば、
「病院に行く前に、自分で薬を買いなさい」という事ですね。
まぁ、云いたい事は解ります。
確かに、その通りでしょう。
しかし、自分で薬を買う事が、健康維持に繋がるのかどうか
病院任せが薬店任せに変わるだけで、
けして根本解決にはなりません。
やはり、まず具合が悪くならないようにするのが先決であり、
薬は最後の手段として割り切るべきと思います。
多くの人は、
病気や体調不良が治るのは薬の作用だと思い込んでいます。
実際に病気を治すのは、人体の免疫機能と自然治癒力です。
薬の作用は症状を緩和させるだけで、
基本的に原因そのものに効果はありません。
薬にメリットがあるのは間違いありませんが、
それと同じくらいのデメリットがあります。
それは、副作用です。
中には、返って人体を害する副作用を持つ危険な薬もあり、
そのリスクを考えると、飲まない方がいい場合も多々あります。
次回は、そもそも『薬とは何か？』を説明したいと思います。