人間には、様々な欲求や欲望があります。
みなさんにとって、欲しいものは何ですか
それは、マイホームだったり、自家用車
だったり、
ブランド物のバッグ
だったり、最高級のワイン
だったり、
様々でしょう。
まあ、平たくいえば、お金
ですね。
また、友達や恋人が欲しいという人もいるでしょうし、
結婚して子供が欲しい人もいるはずです。
つまり、愛に飢えてるという事ですかね。
さらに、何になりたいか…
と問われれば、
社長とか、スポーツ選手とか、お嫁さんとか、人気者とか、
いろいろあるでしょう。
これら、『欲しい』や『なりたい』という感覚を一言で表せば、
『欲望』もしくは『欲求』となります。
結局、人間の行動は、全て欲求が元になっており、
これらを充たす事が生きる目的となる訳ですね。
何故、これらが目的になるかといえば、
欲求や欲望を充たす事で快楽や幸福感を得られるからです。
しかも、これに付随し、僕らは様々な経験を得られて、
人として成長する事が出来ます。
そして、この成長や進歩が、さらなる快楽や幸福感を生み、
新たな欲求や目的に繋がっていきます。
まさに、欲求や欲望とは、
人間を進歩と幸せに導く、行動の源泉となるのです。
上記から、欲求と行動と快楽が
密接に結び付いている事が解ったでしょうか
この３つは、まるでエンジンのようにループしています。
どれか一つ欠けても、人間は生きていけません。
何とも巧妙な仕組みですね
欲求と快楽の仕組みは、脳科学を見れば解りやすいでしょう。
人間が感じる全ての快楽は、
脳内ホルモンのドーパミンとβエンドルフィンに作り出されています。
これらは報酬系ホルモンと呼ばれ、
人間にとって強い行動動機を生み出します。
報酬とは、簡単にいうと『餌』です。
僕らが行動した後で得る『嬉しい』、『楽しい』、
『心地よい』、などの感覚は、いわば餌に当たります。
目的を果たす喜び、他人に認められる悦び、他人の役に立つ歓び、
これらも同じ。
つまり、人間は、良くも悪くも快楽がないと行動しないのです。
人間は、欲求や行動に『動機』や『理由』を抱きますが、
快楽そのものに意味を感じません。
所詮、楽しければハッピーであり、嬉しければＯＫであり、
結果オーライならば、それで良い訳です
しかし、この快楽の背後には、実に深い意味が潜んでいます。
食事を例に説明しましょう。
何故、僕らが食事
をするかといえば、
それは、お腹が空くからです。
食べれば美味しくて幸せな気分になり、
満腹になって満足します
つまり、「食べたい」という『欲求』があり、
食べてる時の「美味しい」という『快楽』があり、
食べ終わった時の『満足』がある訳です。
この、欲求→快楽→満足、という構図は、
様々な場面で見られます。
では、僕らが食べる事の理由は何でしょうか？
単純に考えると、『美味しさ』を味わう事と空腹を充たす事ですが、
この裏側には明確な目的が潜んでいます。
それは、栄養補給です。
全ての生き物は、肉体を維持するため、
そして活動エネルギーを得るために何かを食べます。
これは、人間だからこそ知ってる事ですね。
動物は、ただ欲求に任せて食べてるだけで、
その裏にある肉体と栄養の関係など知る由もありません。
動物
は、何も知らなくても肉体に必要な栄養をバランスよく摂り、
肉体を休めるために睡眠し
、
種族繁栄のために生殖しています
まさに、本能(遺伝子)によって、
目に見えない目的を、自動的に果たしているのです。
何故、必要な栄養をバランス良く摂れるのかというと、
それは味覚があるからです。
三大栄養素を知っていますか
『タンパク質』『糖質』『脂質』の３つであり、
僕らが生きるために必要不可欠な栄養素となっています。
そもそも肉体は、タンパク質で出来ています。
細胞を作り、肉体を修復するためにも
タンパク質は欠かせないものです。
糖質と脂質は活動のエネルギーになります。
また、脂質は細胞膜や様々なホルモンの材料になるので、
タンパク質と同じく、なくてはならない栄養素です。
タンパク質、糖質、脂質には、それぞれ味があります。
タンパク質の味は、アミノ酸の旨み成分によるものです。
糖質は甘味であり、脂質は、いわゆるコクとなります。
３つ共、全て僕らが大好きな味です。
旨みがあって、甘くて、脂っこいものは、誰だって大好きでしょう。
例えば、誰でも大好きな『カツ丼』や『ピザ
』は、
タンパク質(肉)と糖質(飯)と脂質(油脂)が融合した
完璧なご馳走といえますね。
以上から、人間を含めた動物は、
肉体の仕組みなど全く知らなくても、
味覚から、必要な栄養素をバランス良く摂れるように
予めプログラミングされている事が解ります。
これは、まさに、サムシング・グレートの目的によるもの、
ではないでしょうか
生き物には、食欲以外にも様々な欲求があります。
食欲を含めて、
『睡眠欲』と『性欲』が三大欲求と呼ばれていますが、
全て、サムシング・グレートが果たそうとしている目的が、
裏にあります。
睡眠にも性欲にも、欲求と快楽と満足がありますね。
つまり、何も知らなくても、
生き物の意思と行動は導かれているのです。
食欲と睡眠欲は、いずれも肉体の維持が目的にあります。
そして、性欲は、生き物を地上に繁栄させるために働いています。
以上から、サムシング・グレートの目的は、
地球環境に生き物を半永久的に繁栄させる事だと解るはずです。
生き物が持つ欲求や欲望は、他にもいろいろあります。
次回は、この様々な欲求について、
その裏に潜む目的を説明します。
人間という生き物が、明らかに創られたものだという事が
明らかになるでしょう。