冬キャベツの方が、春キャベツよりも甘い。
誰もが知っていることです。オタフクソースのホームページでは、
春キャベツの平均糖度は7.8度に対し、冬キャベツは10.2度であると報告されています。
しかしながら、メディアは春キャベツを冬キャベツよりも持てはやします。
ゆるふわな巻きが女性の嗜好に合うのでしょうか。
春の浮かれた気分がキャベツにも感じられるのでしょうか。
私に言わせれば、あんなスカスカで軟派なキャベツよりも、
どっしりした冬キャベツの方が甘いし苦みもないし重くてコスパも抜群で、
サラダでも煮ても焼いても蒸しても漬けてもOK、とにかく有用だと思います。
料理番組でも「春キャベツの○○」が出ると、
「別に春じゃなくてもいいこて!」と都度ツッコミを行います。
(いいこて=新潟弁で「いいじゃん」という意味。非常にくだけた、乱暴な言い方)
ところで私が好きなキャベツ料理は、お好み焼きと生姜焼きに添えられた千切り、
あとは焼きそばです。
世界のキャベツ類の産地ランキング
野菜情報サイト「野菜ナビ」によると、2016年における世界のキャベツ類の
産地ランキングで、
1位は中国の3327万t、
2位はインドの880万tで、
日本は7位144万t。
中国のキャベツ類には白菜が含まれる可能性もありますが、
中国やインドのキャベツの食べ方を知っておいても損はないと思い、以下に紹介します。
ちなみに先ほどのデータで3位はロシア361万t、5位ウクライナ165万tですが、
人口で割り返してひとりあたりの消費量はおそらくウクライナが世界一だったりします。
しかしながら検索した結果、ウクライナやロシアのキャベツ料理がボルシチやロールキャベツ、
酢漬けなど手のかかるレシピだったので、青年部的には省きます。
青年部的・世界のキャベツ料理
①手撕包菜(ショウスーパオツァイ)
中国語で「手ちぎりキャベツ」という意味らしい。
ニンニクと唐辛子を油で熱しキャベツを炒め、
醤油・酢・塩・鶏がらスープの素で味付けして完成。
これ、キャベツじゃなくてもあらゆる野菜をその味付けで炒めれば
たぶん全部美味しくなると思います。
ところで、中華料理といえばとりあえず鶏がらスープとオイスターソースとごま油
という印象があります。
残り物のサラダをこれで炒めて最後に水溶き片栗粉でとろみをつければ、
それらしいあんかけができるので、ごはんや麺にかけて食べたりしています。
②キャベツのサブジ
野菜をスパイスで炒めたものをサブジというそうで。
粒マスタード小さじ1を油で熱し(焦がさないように)、
キャベツ1/4玉(適当でいいです)を投入、
塩小1とターメリック(ウコン)小1を振って混ぜて3-4分蒸し焼きにします。
仕上げにレモン1/2個を絞って完成。
調理中、蒸されるキャベツの甘いにおいがたまらないです。
個人的にここ1年は新型コロナウイルスの影響で飲みに行く機会がなく、
デパートの沖縄展で買った秋ウコンが消費されずに残っているので、
これをつぶして炒ってから使いました。
潰して炒ったウコンで大根のアチャールというインドの漬物も作ったりしました。
いろいろレシピはあるようですが、私の手元にあるもので適当に。
・塩 ・レモン汁(のかわりにユズを使いました) ・砂糖 ・すりごま
・オリーブオイル ・唐辛子 ・ウコン
感想
ウコンとレモンを使うと、インド料理っぽくなるようです。