ベジフルインフォネット80号 魅力的な台湾フルーツ | 日本野菜ソムリエ協会認定 「野菜ソムリエコミュニティ新潟」

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台湾のフルーツといえば、バナナやマンゴーを真っ先に思い出される方も

多いと思います。しかし、最近では南国フルーツの宝庫であることが知られ、

これらのフルーツが目的で旅行する方も多いようです。

そんな台湾のフルーツの中から、日本国内ではあまり流通していないものなどを

今回は紹介します。

 

 

蓮霧(レンブ)


フトモモ科フトモモ属ジャワフトモモ種の果実でマレー半島が原産地である。

台湾の他、マレーシア、フィリピンなど亜熱帯から熱帯地方で栽培されています。

台湾における収穫期は11月から6月で、果実は直径数㎝、赤、緑、黒などがあり、

特に黒は高級とされ、糖度も高く食感もよい。英名をWax Appleといい、

ロウ細工のような触り心地がします。

 

味はりんごと梨を合わせたような感じであるが、果汁は少なめで酸味が少しあります。

皮はむかずに食べますが、お尻の部分とヘタの部分、タネは食べないとのことです。

 

【蓮霧(レンプ)】

 

 

 

茘枝(ライチ)

 

ライチは楊貴妃が愛したフルーツとしても有名で、日本でもお馴染みです。

 

【茘枝(ライチ)】


ライチはムクロジ科レイシ属で、中国南部やベトナムが原産地とされています。

果実は直径3~5㎝ほどで固い果皮におおわれており、

中心には黒い種があり、その周りに乳白色の果肉があります。

食べるのは乳白色の果肉で、甘味と酸味のバランスが良く独特の香りがあります。

 

ライチにはいくつかの品種があり、収量が少なく台湾でも希少な品種が

「玉荷包」(ぎょくかほう)別名「ドラゴンライチ」と呼ばれる品種です。

果肉はプリプリでジューシー、コクのある甘味が特徴です。

中国本土での呼び名は「妃子笑」(ひししょう)。

 

日本人に馴染みのある品種は「黒葉」(こくよう)で、

熟すると果皮が赤褐色になります。甘味が特徴で世界的に知られたライチです。

 

(野菜ソムリエプロ 木村純一)