量販店流通が主流となり、大量生産に向いた品種改良が行われるようになったことで、
伝統野菜と呼ばれる在来品種が存続の危機に陥っているのが
現在の日本農業の姿であろうと思われます。
独特の食感や野菜本来の味と香りなどがある伝統野菜を保存し、
地域振興の資源として活用することが必要ではないでしょうか。
2014年から新潟市農業活性化研究センターが
「おいしい野菜のブランド化・伝統野菜の維持保存」という課題で、
特にナスいついて研究を行っています。
十全ナス、白ナス、えんぴつナスなど7品種ほどを試験栽培するほか
利活用するにはどうしたらよいかなどを研究するものです。
島見ナスもこの研究対象ですが、出荷のために栽培されている生産者さんは、
新潟市北区木崎地区にお一人だけと聞いています。
写真は参考【越の丸なす】
十全ナスのような形をしていますが、十全ナスよりも少し丸みがあるように思います。
十全ナスは漬物などに向きますが、島見ナスは煮崩れがしにくいということで
煮物向きと言われています。
そんな島見ナスは、情報によりますと、JA新潟市直売所キラキラマーケットで
販売されているということです。お近くに方は是非確認してみてください。
キラキラマーケットのサイト
さくらんぼの季節です!
サクランボが一般的呼び名になっていますが、
「桜ん坊」という桜の実を表す言葉からきているといわれています。
正式には「桜桃(おうとう)」といいます。
お馴染み山形県産の佐藤錦
現在、さくらんぼの取材で各産地を巡っています。
取材依頼元の承認が得られればこちらでもご紹介できればと思います。
またお楽しみに!
(野菜ソムリエプロ 木村純一)