「あすっこ」とは?
2003年に島根県農業技術で、ブロッコリーとビタミン菜を交配させてできた
アブラナ科の野菜です。
「あすっこ」という名前は、”島根の明日をめざす野菜、アスパラガスのような食感、
アスコルビン酸(ビタミンC)を多く含む“ということから名付けられました。
ビタミン菜は1954年に島根県農業試験場で育成された「つけな(漬け菜)」の一種です。
「あすっこ」はブロッコリーのように茹でて食べる野菜です。
花蕾、茎、葉のすべてが食べることができます。
茎にはアスパラガスのような食感と甘みがあり、
花蕾には菜花類にあるような苦味がないことが特徴になっています。
ビタミンCの含有量は67mgで、ブロッコリーの54mgに比べて多いことが分かります。
(茹でた場合の可食部100gに含まれるビタミンC成分量。JA全農しまねのデーターより)
島根県では、ブランド化を図るためにJA全農しまねが「あすっこ」を商標登録した上で、
栽培を県内のみにしています。
生産面では、高齢者や女性でも取り扱いが簡単な軽量野菜として、
他に競合する野菜の少ない時期に出荷できる露地品目として生産拡大に努めています。
販売面では、JA全農しまねが生産者所得の確保のために値決め販売にするなど
一元的に行っています。
島根県内の量販店では「春を告げる野菜」として定着してきており、
これからは県外へのPR活動を積極化させていく準備をしています。
まだ一般的に入手できるものではありませんが、通販などで入手可能です。
調理法としては、軽く茹で「胡麻和え」、「油炒め」などの他、天ぷらにも向きます。
~ハニーゴールドキウイ~
キウイはビタミンや食物繊維がたっぷりで人気のフルーツですが、
グリーンキウイなどでは酸味が苦手という方もいます。
このハニーゴールドキウイは、甘くてジューシーな果肉とビタミンや
食物繊維、ミネラルなど栄養がたっぷり含まれており、
栄養バランスが偏りがちな食生活にピッタリのフルーツです。
ハニーゴールドキウイはアメリカ・カリフォルニアで生産され、
10月から2月にかけ輸入されます。
日本の青果物商社と現地契約農家により剪定や受粉、摘果など
様々な工程で新しい試みを行い、
より甘くてジューシーなゴールド系キウイを作ることに成功しました。
そのハニーゴールドキウイは今年も全国の大型量販店などで入手可能です。
形は他のものに比べ丸く表面の毛は少なめなのが外形の特徴です。
果肉は黄色系のキウイですが、緑色が残っている場合があるようですが、
品種の特性かと思います。
~全国いちごサミットin真岡2020~
来年になりますが、栃木県真岡市において
「全国いちごサミットin真岡」というイベントが開催される予定です。
それに伴い3月17日にいちごサミットプレイベントとして
「もおか“いちご”フェスタ2019」が開催されます。
このイベントから1年間、栃木県のいちごを中心に様々な生産現場や新品種などを
取材してまいります。その様子は折に触れご紹介していきますので
どうぞ楽しみにしていただければと思います。
「もおか“いちご”フェスタ2019」の内容等は次のページからご覧になれます。
https://www.city.moka.lg.jp/citypromotion/information/7247.html
「全国いちごサミットin真岡」の内容は下記ページよりご覧ください。
https://www.city.moka.lg.jp/toppage/attention/6439.html
また、ご紹介できるかどうか分かりませんが、
山形県戸沢村で生産されたバナナの出荷が始まりますので取材交渉をしています。
「雪ばなな」という名前で売り出すそうです。
品種は「アップルバナナ」、「島」、「アイスクリーム」と
夢のある美味しそうなものばかりです。お楽しみにして下さい。
(野菜ソムリエプロ 木村純一)