こんにちは。パース在住の鈴木森紗です。
(現在帰省中です~)
いま注目をあびているビーツ!高級スーパーマーケット情報と共にお届けします。
オーストラリアではビートルート(beetroot)と呼ばれ親しまれ、
スーパー、カフェやレストラン、どこにでも登場~っ♪
原産は地中海沿岸ですが、どんな気候や地域でも育つ強いビーツ。
実の部分を食べるイメージが強いですが、葉の部分が古くから食され、
実を食べるようになったのは16世紀からだそうです。
耐寒性があり家庭菜園でも簡単に育てられる植物で、新潟にもってこい~!
低い気温でも発芽する(7-25度)ので、パースでは年間を通して栽培しているようです。
そして収穫はお好みの大きさで!またなんと自由奔放な!
小さいビーツがお好みなら早めの収穫、大きいもなら遅めということなんです。
ゴルフボールからテニスボールくらいの大きさになったら収穫、なんて書き方をしている本がありました。オーストラリア、面白い。
年中収穫可能ではありますが、美味しいのは初霜観測後に収穫されたものということで、やはり旬は日本の今頃。
なのになぜか、今の季節に安売りしていたビーツin Perth。
現在真夏のパース。灼熱の太陽、紫外線マックス。
12月の最高気温は40度以上まで上がることも。
先日、生まれて初めて湿度10%台という数字を見ました。。。
眼球まで乾燥。
洗濯物の部屋干しは、湿度確保のため必須!
夕方になると、海から涼しい風が吹き始めます。
フリーマントルドクターと呼ばれ、日中の暑さでほてった身体を冷ましてくれます。
フリーマントルとは大きな港町の地名です。(パース市街から車で約20分)
恵みの風なのでdoctorと呼ばれるのでしょうか。
ここがパースのいいところ!
5時からパブが混むのも、このため?ビールっ!!笑
Australia Beetroot事情
①なんといっても、煮たビーツの缶詰
1缶約150円
輪切り、角切りになったものがあります。
輪切りのビーツはハンバーガーの具に欠かせない一品で
ビーツなしのバーガーなんて、あるの?!という勢い。
*実だけきれいに洗われパック
11月後半のパース
西豪州産が$2(約180円)
高級スーパーの特売品でこの価格!安ぃ~!
③カフェでは、ビーツジュースが定番そして不動の人気。角切りの水煮やローストビーツがゴロゴロのっているサラダも定番。
ビーツサラダがないカフェ、見たことがないかも!
ローストビーツ
ビーツカードサーモンサンド
ビーツサラダ
その他食べ方様々~~
*ピューレにしてケーキやパンケーキに混ぜて
*パンにねり込んで
*カナッペ、ハムで巻いたり
*お魚の色と風味付けに
*ラビオリの具に
アレンジ多彩!
写真は、魚をビーツとウォッカのソースで色付けしたもの
<Beetroot and Vodka cured Kingfish>
近所のお店で食べたサラダ
ビーツ、キヌア、カボチャのロースト、フェタチーズ、サラダほうれん草をビネガードレッシングであえたもの
もりもりで$12(約1,080円)
*お店のビーツジュース*
にんじん
きゅうり
セロリ
ビーツ
*初挑戦 自作ビーツジュース*
セロリ
りんご
水煮ビーツ
しょうが
水
ミキサーにかけ、お好みで氷を入れて飲む。
最新情報
ビーツジュースがエリートアスリートの記録を伸ばす!
(西豪州大学ニュース 2016年3月7日)
という研究結果が発表されました。ジュースに含まれる硝酸塩が鍵を握っているようです。
研究は現在も続いていて、今後が楽しみです。
唇がビーツ色に染まった選手たちをスポーツ界で見かける日が来るかもしれません!
写真・文章 鈴木森紗
転載・本間健夫