日本野菜ソムリエ協会認定 「野菜ソムリエコミュニティ新潟」

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新潟にもブランド化されたサツマイモがいくつかあります。

新潟市西区を中心に栽培される「いもジェンヌ」(べにはるか)、

見附市の「見附レディー」(安納芋)、

三条市の「越紅(こしのくれない)」(べにあずま)などあります。

 

 

今回は鹿児島県産のサツマイモをいくつか紹介します。

 

 

安納芋は鹿児島県種子島の在来である安納いもから選抜されたもので、

「安納こがね」と「安納紅」があります。

1998年に品種登録されています。
果皮の色は淡黄色、安納紅は少し赤褐色がでています。

また、果肉はどちらもオレンジ色で甘みが強く出ています。

加熱するとねっとりとしてきます。
一部の安納こがねは「安納もみじ」という商標で出回ります。

 

 

「安納芋(鹿児島県種子島産)」

 

 

 

 

 

 

「べにはるか(鹿児島県産)」

 

べにはるかは意外と新しい品種で2010年に品種登録されています。

「九州121号」と「春こがね」を交配し選抜・育成されたもので、

「紅はるか」と表記される場合もあります。

果皮は赤紫色で形も普段見かけるものです。

甘味が強く、貯蔵されたものは粘質でしっとり感が出てきます。

焼き芋はもちろん、スイートポテトや天ぷらなどに向き、

口あたりや食味がよい果肉です。

 

 

 

マロンゴールドは鹿児島県内でも、まだたいへん珍しい品種です。

果皮はベージュ色で果肉は黄色、名前から想像できるように

栗のような食感で甘味も強いものでした。

電子レンジで焼き芋にしてみましたが、ホクホクした感じでした。

来歴はよく分かりませんでした。

 

 

「マロンゴールド(鹿児島県産)」

 

 

 

 

アメリカ芋という東京産のサツマイモをご存知でしょうか?
アメリカ芋は、東京本土から約160km南にある新島と式根島で

古くから栽培されているさつまいもです。
新島にサツマイモが伝わったのは8代将軍徳川吉宗の時代で、

青木昆陽が種イモとともに栽培方法や貯蔵法を伝えたといわれています。

その後も様々な品種のサツマイモが島に伝わったと思われますが、

そんな中アメリカ芋が交配もされず新島になぜ定着したのでしょうか。

新島の土壌は保水性が低く、肥料分を保つ力が弱いのですが、

アメリカ芋はこのような荒れ地を好む特徴があるのです。
もう一つの特徴が、長期に貯蔵できるため稲作ができない島では

主食となっていたのです。

小笠原諸島父島にもアメリカ芋と呼ばれるサツマイモがありますが、

こちらは1945年以降アメリカからもたらされたものです。

また、新島のアメリカ芋は江戸東京野菜の一つに選定されました。

また詳しく調べてお伝えできればと思います。

 

 

【編集者よりお知らせ】
59号(12月15日発行予定)では、クリスマスにも活用できる

野菜ソムリエによる「ハーバリウム講座」を取材し紹介の予定です。
また、今後取り上げて欲しい野菜・果物などありましたら

下記までメールにてご連絡ください。
sadoazuma@gmail.com  木村宛

 

 

 

(野菜ソムリエプロ 木村純一)

 

 


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日本では、季節により輸入品と国産品が時期を変えながら一年中出まわります。

その栄養素について書いてみます。

 

 

ビタミンCが豊富に含まれ、爽やかな甘酸っぱさに特徴がありますが、

中には酸っぱさが苦手という方も少なからずいらっしゃると思います。

しかし、ゴールドキウイなど酸味を抑えた品種も開発されています。
今回はキウイフルーツの栄養素に注目してみたいと思います。

 

ビタミンCはエイジングケアに役立つ栄養素です。

コラーゲンの生成を助けたり、メラニン色素の過剰生成を抑えたり、

酸化物質が悪さをするのを防いだりと、体の中で大活躍です。
加熱すると壊れてしまったり、体内に蓄積することができません。

ビタミンCを含む新鮮な野菜や果物から摂る必要があります。

 

食物繊維は栄養素ではありませんが健康維持に必要なものですので、

腸内環境を整えたり、免疫機能の維持にも関わっています。
食物繊維には、水に溶けやすい水溶性食物繊維と、

溶けにくい不溶性食物繊維があります。
水溶性食物繊維は善玉菌のエサなったり、食後の急激な血糖値上昇を抑えたりしています。
不溶性食物繊維は便のカサ増しにより腸内環境を整えています。
キウイフルーツにはどちらも含まれていますので、積極的に食べたいですね。

 

 

 

(左:ゼスプリゴールド、右:へーワード)

 

 

カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)を排出されやすくすることが分かっています。

塩分の摂りすぎは生活習慣病である高血圧の要因として考えられています。

日本人の食生活は塩分を摂りすぎといわれていますので、

カリウムを上手く取り入れて生活習慣病の予防に心がけましょう。

 

葉酸は細胞分化に働き、胎児の正常な発育に欠かせないビタミンの一つです。

造血機能を正常に保つために必要な栄養素で、

不足した場合貧血や神経障害が起きるリスクが高まります。
葉酸は調理することにより失われる場合が多い栄養素ですので、

生のまま食べることができるキウイフルーツはお薦めの果物です。

 

ビタミンEは抗酸化作用が高いビタミンで、血行を促す作用があります。

また脂溶性ビタミンであるために、水洗いや加熱による損失が少ないのも特徴です。

ビタミンCとの相互作用により、さらに抗酸化力がアップします。

 

 

 

(ゼスプリ・ゴールドキウイ)

 

 

アクチニジンはあまり聞いたことのない栄養素ですがキウイフルーツ特有の成分です。

たんぱく質の分解酵素で、グリーンキウイから見つかりました。
肉や魚のたんぱく質が分解されやすくなり、

小腸での吸収力がアップされることが期待されます。
アクチニジンは果肉の色がグリーンのものに多く含まれています。

 

ポリフェノールはビタミンC等と同じく、強力な抗酸化作用をもっています。

体内で作られた活性酸素を除去する働きがあり、

いま注目のフィトケミカル(機能性成分)の一つです。

 

有機酸は酸味を作りだしていますが、筋肉の活動時に作られる乳酸を抑えたり、

鉄の吸収を高めたりしています。

有機酸を摂ると疲労回復や貧血予防に役立つといわれています。
キウイフルーツには、キナ酸・クエン酸・リンゴ酸などの有機酸が含まれるため

運動後の疲労回復に食べることをおすすめします。

 

 

 

 

国内では1年中出まわりますが、4月~12月頃には輸入品、

12月~4月頃には国内産が並びます。

輸入品はニュージーランド産が多くを占めますが、

チリや韓国からもよく見かけるようになりました。

 

国内の産地としては、愛媛・福岡・和歌山がトップスリーとなります。

新潟県内では僅かながら生産者がいるようですが、市場出荷するほどではないようです。

国内の栽培品種はヘイワードが約8割で、ゼスプリゴールドが2位となります。
これから国内産のキウイフルーツが出回ります。美と健康のためにいかがですか。

 

 

 

【豆知識】
前掲の写真で、ゼスプリのシールに4桁の番号が記載されているのが見えますか。

写真には3279とあります。これは次のような意味があります。
3又は4で始まる4桁→化学肥料使用
9で始まる5桁→有機栽培(殺虫剤・化学肥料なし)
8で始まる5桁→遺伝子組換え作物
(注)以上は輸入品の場合です。

 

 

 

 

 

 

 

(野菜ソムリエプロ 木村純一)

 

 

 

 

 

 

 


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長野県の「りんご三兄弟」を知っていますか?
「りんご三兄弟」は全国農業協同組合連合会の登録商標で、

「秋映」、「シナノスイート」、「シナノゴールド」のことをいいます。

 

「秋映」(あきばえ)は長野県において1981年に「千秋」と「つがる」を交配・育成し、

1993年に品種登録されました。
果肉はかためですが、甘味と酸味のバランスもよく食味は良好です。
大きさは300~350g程度で、果皮は色濃く、

さらに完熟すると黒っぽい紅色になるのが特徴ですが、

栽培地域や収穫時期によって差があるようです。

 

 

 

 

果皮の色が黒みがかった赤で、

色の濃いものが熟して甘味が増しているとのことです。
収穫時期は10月頃で、産地は約9割が長野県で生産されています。

長野県の他には山形県や群馬県でも生産されます。

 

 

 

「シナノスイート」は、「ふじ」と「つがる」を交雑して

長野県果樹試験場が育成して誕生しました。
1978年に交雑を開始し、1996年に品種登録されました。

当初は「あじぴか」という名前で売り出す予定でしたが、

すでに商標登録さている名称だったため、「シナノスイート」になったとのことです。

 

 

 

 

 

大きさは300~400g程で、果皮はきれいな赤で

見た目は「ふじ」に近いような気がします。
甘みは強いというほどではなく、酸味が勝っているような感じですが、

果肉は少しやわらかめで風味豊かです。

「シナノスイート」の出回り時期は10月中旬から11月上旬ぐらいです。
生産県は長野県が6割以上を占め、青森県や秋田県が続きます。

2013年の農水省のデータによると、

新潟県でも1haで栽培され全国18位にランクされていました。

 

 

また「シナノ」シリーズのりんごには

「シナノドルチェ」や「シナノピッコロ」などがあります。

「シナノゴールド」は長野県果樹試験場が

「ゴールデンデリシャス」と「千秋」を交雑・育成をして、1999年に品種登録しました。
果皮は黄色で、表面に果点(点々)が目立つものもありますが、

甘味と酸味のバランスがとれ香りが良く、食味良好と言われています。

収穫時期は11月頃ですが、貯蔵性に優れているため3月頃まで出荷されます。

生産量は2013年時点で青森県が約43%を占め1位、

約36%の長野県が2位となっています。

新潟県でも1haの栽培面積があり13位にランクインしています。
(まだ時期ではないので「シナノゴールド」の画像はありませんが、

機会があればご紹介します。)

 

 

 

 

 

 

 

~なぜ「りんご三兄弟」を作ったのか~

 


りんごには多くの品種が存在しますが、

圧倒的な人気は「サンふじ」に偏っていました。

台風や豪雨など自然災害に見舞われると大きな被害が出てしまうので、

リスク分散や消費拡大を目的に晩生種の「ふじ」と

早生種の「つがる」の間に出来る中生種を開発することとしたのです。

その結果誕生したのが「りんご三兄弟」です。

 

2009年には全国農業協同組合連合会により商標登録もされ、

「りんご三兄弟の唄」も作られ、東京や大阪などでラジオCMも流されました。

3品種同時に食べ比べすることは収穫時期の差によりできませんが、

見かけましたら、是非食べてみてください。

 

 

 

 

 

紅将軍


「紅将軍」は「ふじ」の枝変わり(突然変異)で誕生した「やたか」から

さらに枝変わりして山形県東根市で発見され育成されたものです。
1993年に品種登録され、当初は「平成ふじ」と言っていました。

 

 

 

 

さわやかな香りと甘味、酸味がほどよく調和し、

果肉は淡い白でなめらかな口あたりです。
見た目には「ふじ」と似ていますが、果皮に縞は入らずに

全体に赤く着色するのが特徴のようです。

収穫時期は山形県東根市で10月上旬となっています。
生産量は極めて少なく、山形県が約14haで1位、

他には北海道、青森県が統計に出ています。
その他には数本単位で栽培されている地方があるのではないでしょうか。
従って市場出荷はないものと考えられますが、

現地直売所の他、通販でも入手可能です。

みなさんもお気に入りの「りんご」を見つけて楽しんでください。

 

 

 (野菜ソムリエプロ 木村純一)

 

 

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