音楽ユニット・水曜日のカンパネラの新曲「キャロライナ」は、
トウガラシ・キャロライナリーパーをモチーフに作られたと思われる歌で、
歌詞に「ハバネロ ジョロキア トリニダード・モルガ・スコーピオン」等、
我々野菜ソムリエにとってなじみ深い唐辛子の品種名が登場します。
私が野菜ソムリエ中級(今でいうところの野菜ソムリエプロ)を受験した時は、
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラーが世界一辛い唐辛子でしたが、
キャロライナリーパーは2013年に世界一辛い唐辛子となりました。
サウスカロライナ州の温室で作られた赤く小さい実で、
尻尾の部分が死神の鎌に見えるところから、キャロライナリーパーと名付けられました。
さて、トウガラシの辛さを辛い順に並べると以下の通りになります。(数値はスコヴィル値)
ペッパーX(3,180,000)
ドラゴンズ・ブレス(2,480,000)
キャロライナ・リーパー (1,600,000)
トリニダード・スコーピオン・ブッチ・テイラー(1,463,700)
ナーガ・ヴァイパー (1,412,118)
トリニダード・モルガ・スコーピオン(1,370,000)
インフィニティ・チリ (1,067,286)
ブート・ジョロキア(1,000,000)
スコヴィル値とは、元々ウィルバー・スコヴィル博士が考案した測定方法で、
トウガラシのエキスの溶解物を5人の被験者が辛味を感じなくなるまで砂糖水に溶かし、
その倍率を表します。今は機械で計測しています。
キャロライナリーパーは、上越市のあるるん畑にごくたまに置いてある場合があるので、
機会があればご覧ください。