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幼児虐待犯は死刑にせよ        2018年6月  五十嵐岳男

 

殺人・強盗・強姦・傷害・暴行・恐喝・窃盗・詐欺・ひき逃げ・・・・世の名には、さまざまな犯罪がある。そのような犯罪の中で、最も悲惨で、残酷で、怒りを覚えるのが幼児虐待である。力の強い者が弱い者を虐待する。逃げ場のない幼児・・・知恵のない乳児・・・そんな虐待から脱出するべき力をもたない乳幼児の弱い命を奪ってしまう虐待死事件。本来、子供を守るべき立場の親による虐待。特に、母親の交際相手の男らによる卑劣な虐待。子供たちの憤り感・絶望感を思うと・・・言葉もない。力の強い者が何の落ち度もない弱い者を虐待し死亡させる。あらゆる犯罪の中でも、最も許せない犯罪だ。幼児虐待死事件の犯人は死刑にすべきだ。

ここで、最近起こった幼児虐待死事件二例を挙げる。       

 

藤本羽月ちゃん事件

 

2016年1月、埼玉県狭山市で藤本羽月ちゃん(3歳)が自宅マンションで死亡しているのが見つかった。捜査がすすむにつれ、母親とその内縁の夫による激しい虐待の状況が浮かび上がってきた。羽月ちゃんの母親藤本彩香(22歳)と、その交際相手の大河原優樹(24歳)による執拗な虐待の様子が明らかになってきた。押入れには金具がつけられており、ロープを使って羽月ちゃんを押入れに閉じ込めていた可能性もある。遺体には、皮膚が剥離したような傷が体全体にあったという。特に酷いのは、大河原優樹が羽月ちゃんの顔に熱湯をかけ、大やけどをさせていたことだ。発見時の羽月ちゃんはやせ細り、胃に食べ物がなかったという。

凄惨な事件現場を多く見てきた県警の捜査員も、思わず目をそむけるような状況だったそうだ。捜査員が言うには、まさに鬼畜の仕業としか思えないという。

2017年5月25日、さいたま地裁は大河原優樹に傷害罪で懲役12年6か月を言い渡した。羽月ちゃんが受けた苦しみに比べ、あまりにも軽すぎる刑罰だ。

 

 

船戸結愛(ゆあ)ちゃん事件

 

2018年3月、東京目黒区のアパートで船戸結愛ちゃん(5歳)が死亡していた。母親の再婚相手である船戸雄大(33歳)による虐待の結果である。船戸一家は2017年末まで香川県善通寺市に住んでいた。当時も、結愛ちゃんが顔から血を出した状態で家の外に出されていたのが目撃されていたようだ。善通寺市の児童相談所が結愛ちゃんを一時保護していた。2018年1月、一家は東京目黒区に引っ越す。香川県の児童相談所が東京都の品川児童相談所に通知し、品川児相が引き継ぐ。品川児相の職員が家庭訪問をするが、結愛ちゃんには会えなかった。同年2月下旬、船戸雄大は結愛ちゃんの顔を殴るなど暴行を加えた。同年3月2日、結愛ちゃんは意識をなくし、搬送先の病院で亡くなる。結愛ちゃんは食事も満足に与えられず、やせ細っていたという。

結愛ちゃんは、ノートに「パパ、ママおねがい。ゆるして」と書いていたそうだ。これは捜査関係者がアパートを捜索した際に段ボールの中から見つけたものだという。

この一件は2018年6月7日各紙朝刊に大きく掲載された。船戸雄大は傷害罪で起訴され、母親の船戸優里(25歳)は保護責任者遺棄致死容疑で逮捕されている。

船戸雄大にどんな刑罰が科せられるかは現時点ではわからない。それにしても、傷害罪で起訴とは何だろうか。殺人罪ではないか。

 

幼児虐待には共通点がある・・・マンションの中という密室・・・幼児が母親の連れ子で、男の実子ではない・・・

 

幼児虐待を防ぐには、マンションの住民による監視と密告が必要だ。幼児が激しく泣いているような場合には、住民に警察などに通告させる。児童相談所は、虐待の疑いがある場合には、親の言葉を信ぜず直ちに幼児を保護することが必要だ、

虐待は必ずエスカレートする。特に妻の連れ子に対する男の虐待は、執拗であり、どんな言い訳をしようと、子供を保護して、親の元に戻さないことが必要だ。

 

繰り返すが、幼児虐待は憎むべき犯罪であり、容疑者には厳罰を科すべきである。死刑もいいが、もっと過酷な刑を科すべきだ。幼児が受けたつらい仕打ちの何倍もの厳罰を科すのがいい。たとえば、顔に大やけどさせる・・・手首の切断・・・など。一生、罪の償いをさせるのがいい・・・