韓国地方都市にも慰安婦像 | 日本世論の会 本部

日本世論の会 本部

各支部並びに会員相互の交流と広報を目的としています。

韓国地方都市にも慰安婦像

 

7月22日~同29日第102回世界エスペラント大会に参加した。エスペラントは国際共通語。大会は各国回り持ちで毎年開かれる。今年は韓国ソウル。世界61ヶ国参加者約1200名。韓国、日本、中国の参加者が多かったが、フランスなど欧州諸国からの参加者も数百人いた。大会は毎年同じプログラムだ。開会式、閉会式、各種分科会、講演、ツアー、コンサート、懇親会などがある。講演では開催国の歴史や文化が紹介される。筆者は韓国の大学教授による韓国近現代史の講演に出てみた。日本に関しては、例のごとく、侵略、破壊、略奪の三語しか出てこない。当時の韓国がいかに日本支配に抵抗したかが詳細に語られた。日本が韓国の近代化に貢献した史実には全く触れられない。日韓の歴史に疎い欧州人には一定の効果があるだろうが、講演直後にノルウェイからの参加者が「反日感情」と講演の印象を述べていた。欧州人の中にも韓国の反日の実態が分かる人が徐々に出てきたのだろうか。ところで、大会の中日に当たる水曜日には会場が閉ざされツアーが行なわれる。筆者はソウルからバスで3時間半のところにある全州市に行く一日ツアーに参加した。全州はかつての百済の首都で、現在は全羅北道の中心都市だ。同市には韓屋村という李朝期の古い家並みが保存され観光名所となっている。資料館もあり家並みを見るための高台もある。全州はまたビビンパ(混ぜご飯)が有名で、参加者らは昼食にビビンパをいただいた。ツアー自体は楽しかった。驚いたのは、韓国人ガイドにより参加者らが市中心部に設置されている慰安婦像の場所に案内されたことだ。ソウル日本大使館前や釜山日本総領事館前の慰安婦像は知られているが、全州のような地方都市にも慰安婦像があるとは知らなかった。同行した日本女性二人も慰安婦像を見て、やりすぎだと批判していた。彼女らは呉善花氏の著書を読んでいるようで、日韓史の真実を知り韓国の歴史歪曲に違和感を覚えていると筆者に語っていた。さらに余談だが、同市を歩いていたらセーラー服姿の女子高校生二人と出会った。日本と全く同じだ。これにもびっくりした。韓国人ガイドによれば、韓国女子高校生のセーラー服は日帝支配の残滓だそうだ。韓国の現在の繁栄は日本のおかげあるとの認識は現在の韓国ではタブーである。日本を常に悪者にしておかなければいけないのが韓国人だ。それはともかく韓国は旅行者にとって安全な国であり、日本人が不当な扱いを受けることはないことも事実だ・・・

(五十嵐岳男)