日本人は結婚式のときだけキリスト教徒になる? | 日本世論の会 本部

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わが国のキリスト教徒は人口のわずか1%。それにもかかわらず、結婚式の三分の二がキリスト教式だ。キリスト教式は1990年代後半から急速に普及し神道式を凌駕した。6月24日JTはデーブ・ヒューストン(Dave Hueston)記者による共同電The allure of a Christian wedding, minus religion(宗教心のない、キリスト教式結婚式の魅力)を掲載した。銀座にある豪華なチャペルの写真が大きく載っている。記者はキリスト教式結婚式の司祭をしているという米国人、東アジアの言語と文明の研究者で日本の宗教についてハーバードで修士号を取得したという米国人、及び式場で10年間働いていたという日本女性ら三人にインタビューしている。それらによると、キリスト教式は宗教とはほとんど関係ないという。…It’s visual, something Japanese yearn to be like. It’s about the image of the Christian wedding, not religion(見た目であり、日本人が憧れるようなものなのだ。キリスト教式結婚式のイメージであり、宗教ではない)そうだ。結婚式では非日常を求める。だから式を司る司祭は日本人ではなく白人男性となる。礼拝とは関係ない結婚式用の豪華なチャペルが至る所につくられている。ほとんどの日本人は自らを無宗教だと考える。同記事中にある言質…”Born Shinto, live nonreligious, wed Christian and die Buddhist”(生まれるときは神道、無宗教として生活し、結婚式ではキリスト教徒、死ぬときは仏教徒)が日本人の宗教観を顕わしている・・・

(五十嵐岳男)