- NHKの不祥事や番組内容への不満から、受信契約を拒んだり、契約しても受信料を支払わなかったりする人は多い。NHKは未払い者への督促手続きを進める一方、契約を拒む世帯や事業者を相手取った訴訟を221件起こしている。
訴訟資料によると、2013年3月末時点で3500万以上の世帯が受信契約を結んでいる。一方、契約義務があるうち約2割に当たる1081万世帯が未契約のままになっている。
NHKによると、09年、契約に応じない事業所を相手に初めて提訴。これまでに203世帯と18事業所を訴え、大半が取り下げや和解、判決で解決し、現在35件が係争中だ。
未契約世帯を相手取った訴訟のうち、判決が出た32件は全てNHKの勝訴だった。それでも受信料を払わない世帯も16あるという。