■ モデル-アンカーから日本の第1野党の顔に・・・蓮舫民進党代表インタビュー
▲ 17日、東京の民進党本部で蓮舫代表は、「歴史的事実に忠実な人が政治家だったら良いのだが」とし、右翼志向政治家の発言を批判した。
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日本の第1野党、民進党を率いるレンホ(蓮舫・49歳)代表は17日、安倍晋三政権の平和憲法改正の試みに対し、「改憲案が国会を通過して国民投票になれば、国民と共に堂々と戦うだろう」と明らかにした。
改憲勢力が衆議院と参議院でそれぞれ3分の2以上の議席を確保しているだけに、国会通過が防げない場合、国民投票の段階で必ず阻止するというのである。特に平和憲法の核心である9条(戦争と軍隊の保有禁止)は日本の平和主義の理念とし、「絶対に変える事はできない」と明言した。
先月の代表選挙の勝利で第1野党の党首になった蓮舫代表はこの日、東京の党舎で東亞日報と単独インタビューを行い、安倍政権に対立する覚悟を明らかにした。また日本軍慰安婦の合意履行など、韓日関係改善の必要性も力説した。
広告モデルからニュースアンカーを経て、2004年に政界に入りした蓮舫代表は優れた外貌とファッション感覚、論理整然としている弁舌などを幅広く備え、日本国内の『スター政治家』に数えられる。彼女が代表就任後、韓国メディアとインタビューしたのは初めてである。彼女は国会の鋭い質疑で何度も安倍総理と閣僚を追及して、『安倍狙撃手』とも呼ばれる。
蓮舫代表は韓日関係に対し、「両国は長年の歴史で文化的、人的交流を通じて信頼関係を構築して来た」とし、「安倍政権が発足して一時的に冷却した時期があったが、民間および外交レベルでより一層密接な関係を維持しなければならない」と明らかにした。
ヘイトスピーチ(嫌韓デモ)、わさびテロなど一角でおこっている嫌韓の動きに対しては、「一部の非常識な者らが起こした事が目立ち、マスコミに報道される事が残念である」と話した。引き続き、2001年に線路に落ちた日本人を助けようとして亡くなった故・李秀賢(イ・スヒョン)さんの話を取り出し、「韓国の勇気ある青年の行動が当時、多くの日本人の心を動かした。両国の信頼関係を発展させなければならない」と強調した。その瞬間、彼女の目が潤んだ。
蓮舫代表は昨年末、両国首脳が合意した日本軍慰安婦の被害者問題と関連して、「外交問題を政治問題にしない事」とし、「両国首脳の合意を否定しない」と話した。ただし、「総理の名義で慰安婦被害者に手紙を送らなければならない」という韓日市民団体の要望に対し、安倍総理が「毛頭考えていない」と発言したことに対しては、「手紙問題を含んで合意内容を進行する途中、過去の感情的な部分が現われても着実に合意を進める事が重要である」と強調した。彼女は、「歴史的事実に充実な人が政治家だったら良いのだが」という見解も打ち明けた。
北の(北朝鮮の)核問題に対しては、安倍政権が2014年にストックホルム合意で対北制裁緩和を決定した事を批判して、「日本は北朝鮮に一層厳格に接しなければならない。(同時に)6者会談に対しても、日本政府が積極的にリーダーシップを発揮しなければならない」と話した。また、「中国が参加しなければ対北制裁の実効性を担保する事ができない。中国が国際社会での役割を自覚するように、韓日が一緒に努力しなければならない」と強調した。
現在、与党・自民党の支持率が40%を前後しているのと比べ、民進党の支持率は10%前後である。彼女の当選には、2010年の参議院選挙で東京から出馬して、全国最多の得票を記録した『個人的人気』を基に、民進党を再興して欲しいという党員の願いが込められている。彼女は、「代替政党が存在する事が日本の民主種子のために望ましい」とし、「代替になりうる政策を継続して提示しながら、国民に選択されるために努力する」と話した。
記者が最後の質問で韓国との縁を尋ねると、彼女は、「韓国を何度も訪問したし親しい政治家もいる」とし、「重要な隣国なので、近いうちに時間と機会があれな必ずまた行きたい」と話した。
ソース:NAVER/東亞日報(韓国語)