拓殖大の呉善花(オ・ソンファ)教授は31日、福岡市内で講演し、日韓両政府による昨年末の慰安婦問題をめぐる合意について、
「賞味期限は(今年4月に韓国で総選挙が行われるまでの)半年間だ」
と指摘し、韓国側が半年もたたないうちに合意内容をほごにするとの見方を示した。
理由は、朴槿恵(パククネ)政権に反対する野党や反日的なキリスト教団体が、「最終的かつ不可逆的に解決した」との両政府の合意に猛反発し、総選挙で争点にしようとしているからだと述べた。
呉氏は「日韓合意は口約束。(正式な外交文書である)1965年の日韓基本条約すら守らない韓国が、今回の合意を守るわけがない」と述べ、韓国側の出方を注視する必要があるとの考えを示した。
呉氏を囲んで国際情勢を勉強する「一月三舟」の会(代表世話人・松尾新吾九州電力相談役ら)で語った。