共産党の志位和夫委員長は1日、同党が提案している野党連立政権「国民連合政府」構想をアピールする全国遊説の第1弾として、横浜市で街頭演説を行い、「『戦争法(安全保障関連法)』 廃止の声で安倍晋三政権を打ち倒し、新しい日本をつくろう」などと訴えた。
志位氏は演説で、構想について「国民的大義のある仕事だ」と強調。「与党は基本政策の異なる政党間で連立政権をつくるのは野合だというが、自民党、公明党に言われたくない」としたうえで、
「責任を持った政権運営はできる。どんな困難があっても必ず実らせたい」
と訴えた。
構想に難色を示す民主党については「来夏の参院選の選挙協力の方向性は共有している。実現のため知恵と力を尽くす」と粘り強く協議する考えを示した。志位氏は参院選に
向け改選数が複数の選挙区を中心に各地で遊説する予定。