「保守は歴史と伝統を重視する。保守は民主党
でしょ、とそろそろ言いたい」。民主党の枝野幸男幹事長は4日、さいたま市内で講演し、こんな考えを示した。
来年の参院選で保守層の支持を取り込む思惑があるとみられ「多神教である日本は古くから寛容と多様性と支え合いを重視してきた。私がその保守本流を継いでいる」と訴えた。
共産党との選挙協力が取り沙汰される中、保守層に配慮する思惑がうかがえるが、講演後、共産党との連携について記者団に問われると「立憲主義の破壊と戦うという点は保守だろうが革新だろうが関係ない。別次元の話だ」と含みを残した。