海軍の最新鋭潜水艦である「安重根艦」の
プロペラで亀裂が発生
するという、品質面での欠陥があったことがわかった。
国会国防委所属・新しい政治民主連合のキム・グァンジン議員が22日、海軍本部と国防技術品質院から提出させた「安重根艦プロペラ亀裂発生現況」の資料によれば、安重根艦のプロペラに151個の亀裂が発生した。
2009年11月30日に海軍へ引き渡された安重根艦は、2014年8月2日、海軍整備倉が野戦整備期間中に実施した亀裂検査で7個の亀裂が発見され、
製作会社である現代重工業
に要請して精密点検をした結果、151個の亀裂が発生していたことが確認された。
製作会社は「1、2、5、7番翼に5個の深刻な亀裂が発生しており、持続使用が不可だ」という立場を国防技術品質院に伝達した。だが、国防技術品質院は「プロペラは購買要求仕様書通りに製作された」として海軍には問題がないと通知した。
151個の亀裂が発生した安重根艦のプロペラは、
唯一国内で製作されたプロペラ
であり、海軍整備倉の野戦整備過程で一緒に点検されたドイツ製プロペラには、ただ一個の亀裂も発生しなかった。
一方、製作会社は無償交換やA/Sをする必要がなかったのに「アフターサービス」という理由で該当プロペラを自分たちが保有していたドイツ製プロペラに交換して151個の亀裂が発生したプロペラは廃棄した。
キム・グァンジン議員は「製作会社が深刻な亀裂によって今後使用が不可だというが、軍がこれを問題視しないことは非常識」とし「無償交換義務を負わないいう製作会社がアフターサービスという理由で、製造会社が亀裂の発生したプロペラをは回収して行った理由が釈然とせず、これに対する措置が必要だ」と主張した。
バクスチャン記者