韓国ソウル市は、日本による朝鮮半島統治からの解放70年の記念行事の一環として、年内に慰安婦を象徴する像を建立、設置する。7日までに同市が発表した。
像設置では、元慰安婦の女性らを支援する「韓国挺身隊問題対策協議会」(挺対協)などと協力し委員会を設け、場所を選定。候補地として、ソウル市の中心に位置する市庁前広場などが挙げられている。また、8月12日に、ソウル市で元慰安婦が参加する行事も行う方針。
挺対協は2011年にソウルの日本大使館前に慰安婦を象徴する少女像を、当局に無許可で設置した。日本政府の撤去要求にもかかわらず、像は現在も置かれ、反日抗議デモの“聖地”となっている。
新たな像の設置決定により、ソウル市は慰安婦問題で挺対協などと共同歩調をとる姿勢を示したかたちだ。