高浜原発、再稼働禁止命令の件 | 日本世論の会 本部

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木 上 様   (世論の会投稿)

          H27.4.16 篠田 亮

高浜原発、再稼働禁止命令の件

 福井地裁の暴挙に呆れて居ます。 所感披露します。



先日の、福井地裁、高浜原発再稼働禁止仮処分決定で、アホや魂胆ある手合が勢いづいている。

専門家学者が恐れ入りましたと納得する理論や重大瑕疵の指摘でもないないのに、カワラバン屋共がハシャイデいる。
曰く、ゼッタイ安全を担保していないとか。
法令条文のシミ程度が生業の判事にその判断能力ありや。

大飯原発に係る審決(地裁判決)関った判事がこの度の3人
の内2人を占めている。このような職務割当の妥当性は何か。多数決を司法においても善というなら、担務を変えるべきでなかったか。小生はミンシュ制とやらの多数決に信を置いてないが、多数決しかないのであれば、担務替えが当然だろう。

更に大飯のとき既に新基準は公布されていたに拘らず、再稼
働禁止を判示せず、今回の禁止は、如何なる知見、考究によ
ったか明示せずは不見識、食言と云うべし。我国には裁判官弾劾制度がある。法令は「何人も」これを請求できる由。同裁判所は国会議員により構成されるが国会の一部ではない。弾劾請求が起きないことが不思議。やはり敗戦後遺病の一つか(何しろ目先の命だけが関心事のこの列島でギイン稼業に障りが怖いということか)。

米国の日本占領政略、WGIPから抜け出せず、70年この国は
世界標準から外れ、司法にも共同体否定間隔が浸透してしま
ったが、エネルギー確保の観点からこの際トンチキを炙り出
す契機にならないだろうか(早い話、光熱費の超高騰でもよ
い。尤も議員業者にその決心は不可か)。

余談;原発=危険というが、台風下航行もある原子力船の安
全性を考えたことありや。福1事故は核爆発ではない。冷却
系が損傷し、核分裂生成のセシウムが水と反応して発生した
水素爆発。セシウム以外の放射性物質拡散あったが、広島・
長崎とは規模が違う。問題は冷却システムの恐るべき脆弱。
50年近い前のシステムを碌に改良せずの咎め大(今では旧式の見本であった。核アレルギーに畏れなしての無策が悔しい。

外部電源喪失など呆れるばかり。非常用発電機が敷地地下で標高数mなどはバカ以下)。なお「Hの時代」などと浮かれる
手合多いが、水素ほど危険なガスはない。一般のCar に積ん
だら破壊活動の好餌。放射線障害をネタに人を脅すが、沃素やセシウムの半減は短い。少なくも広島長崎の米軍調査記録の徹底検証や公開されたないことが不思議(所謂被爆者手帳保有者やイランのラッサール、青森県玉川温泉住民などのデータすら知らされてない。核保有国にとって都合の良い怪談かも)。

ところで、設計地震動の大きさを司法が論じているらしいが
法令のシミなんぞにその素養・見識ある筈ない。規制委員会
等もミンシュ制の迷路でウロウロするばかり。土台、地震動
やその総エネルギーを定量的に把握し始めて百年程度。地殻内部の構造・強度などは今も推定に過ぎない。これを法匪程度が評価することに無理がある。中世欧州キリスト教会の異端裁判を志す気ならそれを闡明すべし。ついては「安全」を
定量的に定義せよと云いたい(昔、仏人哲学者の、百万分の
一の確率との論を読んだことある。ただこれとてどう計算するかの答はなかろう)。

土台、地球自体が原子炉で我等はその表面に蠢く存在との認識すらない(地球46億年とやらも怪しい。いずれ霧散の筈)。有限の生命をどう有らしめるかに還る契機かも。 (了)