誰も疑いをもたず、反対すると
人類の敵にようにいわれる問題の一つ
地球環境問題 そして SDGs
SDGsには17のゴールがあり、
さらに169のターゲットがあります。
実際テレビでもどこでも
子供から大人まで
SDGs SDGs といっています。
では、最低17のゴールをご存じの方は
どれくらいいるでしょうか。
私自身、全部いえるかわかりません。
169ターゲットになると調べたことはありますが、
忘れてしまいました。
正直、あまり知ろうという気もありません。
SDGs=環境問題
と勘違いしている人もいると思います。
その内容は、よく読むと矛盾に満ちています。
簡単にいうと「持続可能な開発目標」。
地球温暖化の原因となっている二酸化炭素などを減らし
産業も発達させ、貧困もなくし、健康で幸せな地球を
2030年までに実現するというのです。
1992年に「地球気候変動枠組条約」が採択、
その一つが、1997年の京都議定書で
日本はまじめで1990年代から
京都議定書にしたがい、温室効果ガス排出量規制に
取り組んできました。
この段階で、発展途上国は規制対象外でした。
先進国だけに二酸化炭素を出して豊かになって
それはないだろう、ということになったわけです。
京都議定書を受けて2020年以降の地球温暖化対策が、
パリ協定(2015年)で、発展途上国も参加し、
世界各国で地球温暖化防止の努力をするようになった
大きな一歩と報じられていました。
しかし、計画書は提出するが、結果報告はいらない
ということが、いろんなものを読むとわかってきます。
こういった問題点は、ほとんど表立って
報じられることはありません。
今日、2023年3月31日の読売新聞で、
元国際エネルギー機関事務局長 田中伸男氏
も述べています。
「中国は2030年をCO₂排出のピークにすると言っている」
つまり、2030年までは、
中国の二酸化炭素排出量は増え続けますよ、
といっているわけです。
日本は、NHKの解説を見ると
パリ協定時点では、2030年までにGDPにおいて
中国は、2005年比で60~65%減
日本は、2013年比で26%減
でした。
数値だけ見ると、日本の削減割合は低く、
しかも、CO₂の排出量は、一人あたり
中国より多く、世界的にはまったく評価されず、
2030年までに46%減らす(2021年4月)
としました。
ところで、
CO₂排出総量を人口で割って意味がありますか。
つまり1990年代、
すでに日本が環境問題に取り組み、
京都議定書の段階で
「乾いたタオルをしぼるようなもの」
(読売新聞2007.12.16 下の資料参照)
という段階なのです。
「環境問題」に取り組んだのは、1990年代ですが、
「公害」は全国民、与野党全協力で
すでに撲滅状態でした。
「公害」が、「環境問題」ということばになったわけです。
すでに、日本は2050年カーボンニュートラル、
温室効果ガス0(ゼロ)も宣言しています。
この間、この読売新聞の記事が予言したように
日本は、失われた30年となり、
発展途上国の一つ中国は、
経済成長をとげ、2010年には日本を抜いて
GDP世界第2位となりました。
今日はここまでにします。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。