長女の期末考査前。


前回のテストで点を取れなかった

英語の勉強を私が見ることになった。


、、、、やばい。


be動詞と一般動詞の違いも

理解していない!!


肯定文、否定分、疑問文のルールも。

そもそも主語と動詞の意味も、、、、。


やばい。


なんとなくの「勘」や「雰囲気」で

答えていることが手に取るようにわかった。

単語のスペルも曖昧だ。


慌てて月曜日から

毎日仕事後に30分前後の時間をかけて

英語を教えることに。


月曜日の夜に教科書を読み

授業内容を把握し

教え方を考えた。






今の英語の授業は

小学校で勉強していることが

前提となっているよう。


①私のことを話す

②あなたのことを話す

という順に進むよう。


そのため

①be動詞is are

②一般動詞

③can

④疑問文 what

⑤want to〜

⑥〜ing

⑦to 動詞

の順で進んでいた。

ここまでがテスト範囲。


スピーキングやリスニング

英語の歌を歌う時間もあり

文法が授業の主軸にはなっていないよう。


そのため英語を習っている人と

習ってない人

塾に行っている人と行っていない人

それらの間に

大きな差が出来やすい授業システムである。


そもそも英和辞典を買うようにも

学校から指定が無く

ネットで慌てて購入した。



またbe動詞の教え方も

「〜です」ではなく

「=」の役割を示す

というように変わっていた。


、、、自分達の時代との違いを確認しつつ

反抗期で態度が悪い

そんな自分の娘に英語を教えるのは

とても大変であった。


問題を作り

主語、動詞はどれ?その理由は?

と自分で書いた答えを説明させ

肯定文を否定文や疑問文に変換させ

教科書とキーセンテンスを

毎日声を出させて読ませた。


もちろん喧嘩を沢山しながら。






すると金曜日には

学校のワークが一人で解けるようになった。

勘ではなく「わかる!」という

実感を持って。


「ありがとう。」という言葉を貰い

心からホッとした。


この英語の基礎がわかれば

あとは自走できるでろう。


自然と自分の口から出てくるようになるまで

毎日教科書を読み

キーセンテンスを確認する。

英単語は辞書をひき

間違えたものは単語帳に書き

手に馴染むまでひたすら書いて覚える。


それさえ出来れば塾はいらない。


塾に行く時間

拘束時間

体力

費用の全てが

非効率的であると思う。


英会話なら別であると思うが

学校のテストのために

文法を理解するための塾は勿体ない。


英語は言語。


赤ちゃんと同じで

毎日繰り返し聴き発言し

耳と口に馴染ませることが

重要だろう。






、、、そんなことを偉そうに言う

私は決して英語が堪能ではない。


しかし中学英語レベルであれば

塾に行かず100点は取れていた。


学生の頃に

自力で学ぶ方法を

自分なりに苦労して身に付けて良かった。

まさか子育てで役に立つとは。


私の場合

学校の英語の先生にとても恵まれていた。

青年海外協力隊に

通訳として行ったことのある

綺麗な女性の先生。


わかりやすく

楽しく教えてくれ

修学旅行や遠足では

外国の人に話しかける

そんなアクティブな課題が与えられた。


素直な子ども達は従うのだ。


行動班のメンバーと共に

外国人の観光客を探し

Can I ask some questions in English?

と必死で拙い英語で話し掛けた

楽しい思い出がある。


長期休暇には

教科書の全ページを読み

毎日何分間で読めるかを

タイムトライアルする

そんな宿題が出た。


繰り返し読むうちに

教科書一冊を覚え

いつの間にか英語がわかるようになっていた。


私の中学の先生ご自身も

留学経験は無い。


NHKのラジオ英会話で英語を身につけて

青年海外協力隊で通訳をするまでになった人。


そんな先生との出会いがあったからこそ

英語は塾に行かずとも

自己学習で学ぶことができると思っている。


限りある教育費。


英語のための時間は

本人が留学を希望した時や

海外に行く機会に

出してあげたい。


机上の勉強ではなく

海外に行き

人や空気に触れて

自分の耳で聴き口で話す。


それはきっと

忘れられない学びと経験になるはずだ。


あの日拙い英語で

外国人観光客に話しかけた

中学生の私のように。


英語を学び

世界を広げて

楽しい経験を沢山して欲しい。


↓ジブリ美術館で外国人観光客と英語でやり取り