面接官の質問に答える前に……の続き。
大学入試の面接試験でよく聞かれる質問。
「なぜあなたは日本に留学したいのですか?」
あなたはこの質問に対して、どう答えますか?
その前に、
「はい」
まずは一言返事、でしたね。
それから質問に答えます。
「なぜ~?」
という質問に対しては、
「~からです」あるいは、「~ためです」
を使って答えます。
質問されたら、まずは返事と返答。
これが基本です。
しかし、これができていない学生さんが案外多いのです。
こちらが質問しているのに、返事も返答もせず、いきなり長々と説明をし出す学生さんが、本当に多い。
たとえば、こんな感じです。
「なぜあなたは日本に留学したいのですか?」
「私は子供の頃から日本のアニメが好きで、小学生の時に日本語を勉強し始めました。
日本語が理解できるようになって、ますます日本の文化が好きになりました。
中学生の時に、初めて日本に旅行に行き、ますます日本に興味を持つようになりました。
高校生の時に、日本に留学して、日本のポップカルチャーを研究したいと思うようになりました。
それで……」
はっきり言って、長いです。
それに、あなたが何を言いたいのか、最後まで辛抱強く聞かないと、理解することができません。
これは面接では、大きなマイナスポイントになります。
「なぜあなたは日本に留学したいのですか?」
と聞かれたら、
「日本のポップカルチャーを研究したいからです」
結論から話しましょう。
もし、もっと詳しく話したいのであれば、その後詳しく説明すればよいのです。
たとえば、こんな感じです。
「なぜあなたは日本に留学したいのですか?」
「日本のポップカルチャーを研究したいからです」
これが結論。
そして、ここから先が説明。
「私は子供の頃から日本のアニメが好きで、小学生の時に日本語を勉強し始めました。
日本語が理解できるようになって、ますます日本の文化が好きになりました。
中学生の時に、初めて日本に旅行に行き、ますます日本に興味を持つようになりました。
高校生の時、日本に留学して、日本のポップカルチャーを研究したいと思うようになりました」
この方がずっと分かりやすいですよね。
日本語の会話力を上げるためには、毎日の地道な学習が不可欠です。
一朝一夕ではできません。
しかし、これは日本語力の問題ではなく、話し方の問題です。
話し方は、今すぐにでも変えることができます。
質問されたら、まずは返事と返答。
その後詳しい説明。
これを意識するだけで、あなたの話はより分かりやすく、より伝わりやすくなります。
是非この機会にご自分の話し方を見直してみてください。