ようこそ!
『 日 本 語 を 楽 し も う !! 』 へ
また、読みに来てくれたんですね…!
………。
“﹅”
点一つを取ってみても
漢字には重要です。
書き忘れれば
1画、画数が減ります。
本来無い所に
書いてしまえば
画数が1画増えてしまいます。
………………。
画数だけの問題ではなく
全く違う文字になってしまいます。
………………。
『“専門”の門に口なし』
などと
わざわざ言うように
“恵”・“専”・“穂”
などには
右上の“﹅”は
いらないよと
わざわざ言うことがあります。
何故でしょう?
………………。
“専門”
という言葉を問題にするときは
“門”と“問”が
音が同じということがあるために
“学問”や“質問”の
“問”には口が付いているじゃないか?
…と
わざわざいうところから
混同が始まる訳で
つまりは
“問”
“問う・尋ねる”
という意味と…
“門”
“物事の出入り、またその始まり
若しくは、ジャンル”
という
意味の違いが判れば
何のことはない訳ですが…
上に書いた
もう一つの方の
“﹅”がいらない
という話は…
点の有り無しを
他と比べていないようなのに
何故
あらかじめ忠告するかのように
わざわざ言うのか?
…というところが
奇妙ですね。
もちろん
点を打つ間違い…
間違えて
点を打ってしまう人が
多いから
こんな話が出る訳ですが…
………………。
これは
多少心理的なものもあり
しかも
世代で違うようなので
一概にはいえませんが…
もっともらしい
説明があります。
それは…
………………。
上に書いた
3つの文字は
“恵”・“専”・“穂”
…この3つだけではないのですが…
元々の字は
それぞれ
“惠”・“專”・“穗”
です。
誰の仕業か知りませんが…
テヘッ
常用漢字というものを
作ったために
“そんな錯覚”が
起こってしまうのだ
というのです。
もちろん
書きやすくするため…
簡略化のために
作られたものですが…
昔の字…
旧字の
真ん中辺りにある
片仮名の“ム”のようなところの
右端の“﹅”を
しっかりと覚えている人は…
『何か点があったなァ』と…
簡略化された
常用漢字を書いている途中で
思い出し…
どこかに“﹅”を
打ちたくなる!
その
もやもやした思いは…
有耶無耶にすればいいものを…
最後に
叩き付けるように力強く
右上に放たれた“﹅”となって
現れるというのです。
プププッ
………………。
………………。
元々
点など打たない文字なのですが
点を付けた文字も
存在するという場合が
特殊ですが…
あります。
………………。
有名なものでは
主に苗字に使われる
“土”
“つち”
です。
土田・土本・土山
土橋・土田など
いろいろな苗字が
ありますが
“𡈽屋”(ツチヤ)
“𡈽野”(ツチノ・ハノ)
という苗字も
あるようです。
さらに
特殊なものには
“圡”という文字を
使う場合もあるようです。
なんだこりゃ!
点は右上だけじゃ
ないのか?!
………………。
なんだこりゃついでに…
などもあるよ!
苗字に使われているようですね。
“点付き文字”とでも
言うのでしょうか。
………………。
こんな文字を
わざわざ使うのは
由緒正しい家系・家柄
であったりするようです。
農耕に用いる土地に宿る
地神(チジン・ジガミ)・地主神(ジヌシガミ)に
使わせてもらいますよ…
いい作物が出来るように
お願いしますね…
という意味を込めて
御神酒(オミキ)を捧げます。
土地に撒いたりしますが…
𡈽の右上の“﹅”は
この
御神酒を表わしていると
いわれています。
さらに
“𡈽野”(ハノ)さんの
“はの”というのは
水分を多く含んだ土のことで
この苗字の𡈽の“﹅”は
その土が撥ねたものだとも
いわれています。
………………。
どんな場合でも
“土”と書かずに
わざわざ
“𡈽”と書くとなれば…
それを
昔からずっと
違和感なく
頑なに続けている家
という訳ですから
由緒正しい家なんでしょうね。
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