マーブリングぐるぐる。 | 日本画いろは川村愛

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毎月第1日曜日はみんな芸術家クラブ。

今日はマーブリング、墨流しです!

私より上の世代の方は『ウルトラQ』のオープニングといえばわかるかな(笑)

マーブリングmarblingは、マーブルmarble=大理石のしま模様が語源です。→マーブルチョコじゃないよ、と子ども達には説明。
水の上に油性の絵の具を垂らし、紙に写しとる基礎技法です。

手順は説明しましたが、「百聞は一見に如かず」→と最近ことわざにハマる6年生が言うので、早速始めましょうd(^_^o)

今回は墨運堂のマドレーセットを用意しました。

書道の半紙とハガキ大の色画用紙に定着剤を予め塗っておきます。

バットのの代わりに段ボール箱にビニール袋を貼って、水をバケツ1杯約8L入れ、のり剤を溶かします。
使ってるうちにのりが沈殿するのでたまに混ぜます。
普通の水彩絵の具でする時は水面に油を少し垂らしておくと同じ事ができます。

水面が落ち着いたら、しま模様ができるように絵の具を垂らします。
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絵の具どおしが混ざらないのが不思議(o^^o)

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次にそっと絵の具をひっかくように動かします。
模様が複雑になったら
すかさず定着剤を塗った紙をパッと水面に落とします。
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引きあげてバケツの中に入れ余分な絵の具を流します。
紙はなかなか破れません。紙に染み込んだ絵の具も落ちないのでますます不思議☆

出来上がりは…ジャーン‼︎
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色画用紙にするとこんな感じ↓
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よし、僕の番。
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考えていた配色で…
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紙をパッ!

模様が浮かび上がった瞬間の、『わぁぉ‼︎』って輝く子ども達の表情に
嬉しくなります。

「2度と同じものは出来ないんだね…」
だから面白い!ということに自ら気がついてくれました。

どんどん作るので紙が足りなくなり、再び定着剤を塗って用意したのですが、乾かしてすぐのものは破けやすかったです。

自分の最高の出来のものを選んでパチリ☆
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ハガキ大のものはそのまま暑中見舞いにもできますし、半紙のものはちぎり絵にしてもきれいです。

また石鹸を棒の先につけて絵の具を垂らした水面につけると絵の具がジョイのCMみたいに逃げていったり、ヒビ割れができてそれも模様になりますのでお試しあれ^o^


夏休みの絵の宿題を絵の先生と一緒に描こう!
実は専門学校の学生達にも授業でさせたのですが、子ども達の方が出来が良かったゾ^_^;
この手順、テストに出すからね( ^皿^ )