ゲストティーチャー2日目。 | 日本画いろは 川村愛

日本画いろは 川村愛

福岡在住の日本画家 川村 愛 の【 ことのは帳 】です。
絵のこと。日々のこと。綴ってまいります。

Y小学校6年1・2組にお邪魔するのも2回目となりました。


今日は下絵完成まで行きたいところですが、

前回の心残り、まず私が先生をモデルにクロッキーのデモンストレーション!
担任の先生にイチローのポーズを取ってもらい、START!です。

5分間で細かいところは気にせず形をとる。

足から腕の伸び、手の形。
どんどん描いて行きます。

子ども達から
「早い!」
「形になってきた‼」

そう!やったね!
 (^◇^)-☆!!

どこから描き始めたか、どうやって入れたら良いか、どこを見せたいのか、
実際描くところを見てみることでどう変わるでしょうか。

今度は子ども達の番。2人1組で
画家とモデルを交代でしてもらいます。

動勢=ムーブマンをよく観て、ペンが大きく動くようになりました。

子ども一人ひとりの線。形。

『ここいいね!おもしろいね!』って声をかけたら照れくさそうに笑う。
前回つまらなそうに適当に描いていた子が
『天才!』って言ったら、絵の横に『天才画家□□□(自分の名前)』って書いちゃったよ(笑)

それでもせっかく友達にポーズを取ってもらってるのに、
髪型から細かく描く子もまだまだいます。
手をちっちゃく描いちゃったり、○で描いてしまう子もまだまだいます。

それでもいいじゃない。
と、いつもだったら細かく言いません。

しかし、今回のテーマは『○○している人・自分』。
ボールを持っている手、本を読んでいる手、フライパンを持っている手は作品の大事なポイント。
しっかり描いてほしい。

ちょっと厳しかったかもしれないけど、しつこく (^▽^;)
描けた時の満足げな顔、嬉しかったな。


ちょっと自己満足に走ったかもしれない。
でもね、私が行く意味はそこなんじゃないかな。

絵を描くことでわかること。

あきらめないこと。 自分で楽しさを見つけていくこと。

もちろん全員ではないけど、ちょっとは伝わったかな。


次回は残念ながら版画研究室在学中の後輩にバトンタッチします。
残念と言いつつ、期待しています。子ども達にも、後輩にも。

子ども達には、いろんな大人、いろんな技術に接してほしい。
後輩には、将来教育に携わる人としていろんなシチュエーションで子どもに接してほしい。
担任の先生にはわがままを受け入れてくださって本当にありがたく思っています。



授業後、校門へ向かおうとすると

『ありがとうございました!』

天才画家□□くんが 4階から手を振ってくれましたヾ( ´ー`)

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