● 土という五行について
大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。
太陽黄経315度、すなわち立春となり、丑月土用を抜け、干支も移りましたが、今年も己亥で昨年戊戌同様土の運が続きます。
さて、僕は東洋系の占術を使いますから、十干、十二支、九星をよく用います。
これらは全て陰陽五行の理の上で運用されるものなのですが、その理解は何年学んでも非常に難しいものであると僕は思います。
例えば、五行の数を数えてみましょう。
十干は、木が二つ、火が二つ、土が二つ、金が二つ、水が二つで、全ての行がバランスよく成り立っています。
十二支は、木が二つ、火が二つ、土が四つ、金が二つ、水が二つで、土が他より多くなっています。
八卦は、木が二つ、火が一つ、土が二つ、金が二つ、水が一つですが、九星はこれに五黄土星を加えたものですから、やはり土の数は他より多くなっています。
この数だけでも、何故このようにバランスが悪いのか。
(土だけがどうしてこんなに多いのか)
また、この土というのがいつ強まるのか(生ぜられるのか)というのにも諸説あります。
陰陽が、春に於いて木を、夏に於いて火を、秋に於いて金を、冬に於いて水をそれぞれ生じるとするのは、そういうものなのだと理解するとして、土はというと、
① 夏三ヶ月の中より末の一ヶ月を土用とし、陰陽はこの期間に土行を生じるという説
② 「土は火の子なり。五行は土より貴きは莫し。土の四時に於ける令する所無き者は火と功名を分たざるなり。」という、所謂火土同根に通じる説
③ 春夏秋冬のそれぞれ最後の五分の一(日数にして18日程度)を土用として、陰陽はこの時期に土行を生じるとする説
手元にある資料だけでも以上の三つの説があり、混乱があります。
正直、僕自身はこの土と季節に対してこれといった答えを出すことは出来てはいないのですが、郭氏元経で納音土についての使い方が色々と書かれていることからも分かるように、やはり考えるべきことであるなと再認識しています。
とりあえず一つ分かっていることは、単なる記号(十干、十二支、八卦、九星)以上のことが、この土には隠されているということでしょうか。
同一五行で土支のみが対冲するというのも、そのことを暗に示すものです。
運命学実践家・易者 武部泰莞
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