庚金帶殺(滴天髄) | 運命学の研究

運命学の研究

大阪(新大阪、石切等)でプロの易者として活動している武部泰莞のブログです。
運命学について書いています。
(アメンバー限定記事は、生徒さんと卒業生のみに公開しています)

 

庚金帶殺,剛健為最。得水而清,得火而鋭。土潤則生,土干則脆。能贏甲兄,輸於乙妹。

(庚金は殺を帯び、剛健の最たるところを為す。水を得て清く、火を得て鋭くなる。土潤にして則ち生じ、土干にして則ち脆い。能く甲兄に贏ち、乙妹に輸る。)


原注:庚金乃天上之太白,帶殺而剛健。健而得水,則氣流而清;剛而得火,則氣純而鋭。有水之土,能全其生;有火之土,能使其脆。甲木雖強,力足伐之;乙木雖柔,合而反弱。

(庚金の天上の太白、殺を帯びて剛健なり。健にして水得れば、則ち気は流れて清い。剛にして火を得れば、則ち気は純にして鋭となる。有水の土、能く其の生を全うす。有火の土、能く其の脆を使わしむ。甲木強と雖も、力は之を伐るに足る。乙木柔と雖も,合して反って弱まる。)




贏輸とは勝ちと負けのこと。

 

 

庚は十干の中で一番剛健なものと言えるので、そのことについて書いてあります。

 

 

但し、「土潤則生、土干則脆」の土は地支の土であると考えなければなりません。

 

 

というのも、そもそも庚は天干に土があることを非常に嫌うからです。

 

 

これは戊、己関係ありません。

 

 

戊を乾いた土、己を湿った土と考えていては、この部分で勘違いしてしまいます。

 

 

また、乙は干合する相手ですが、剋さないなどということはなく、簡単に剋し切ってしまうものです。

 

 

天干に乙があれば、若干性格が丸くなるという傾向はありますが、実際の行動は剋し切る、これだけです。

 

 

 

運命学実践家・易者 武部泰莞

 


 

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