庚金帶殺,剛健為最。得水而清,得火而鋭。土潤則生,土干則脆。能贏甲兄,輸於乙妹。
(庚金は殺を帯び、剛健の最たるところを為す。水を得て清く、火を得て鋭くなる。土潤にして則ち生じ、土干にして則ち脆い。能く甲兄に贏ち、乙妹に輸る。)
原注:庚金乃天上之太白,帶殺而剛健。健而得水,則氣流而清;剛而得火,則氣純而鋭。有水之土,能全其生;有火之土,能使其脆。甲木雖強,力足伐之;乙木雖柔,合而反弱。
(庚金の天上の太白、殺を帯びて剛健なり。健にして水得れば、則ち気は流れて清い。剛にして火を得れば、則ち気は純にして鋭となる。有水の土、能く其の生を全うす。有火の土、能く其の脆を使わしむ。甲木強と雖も、力は之を伐るに足る。乙木柔と雖も,合して反って弱まる。)
贏輸とは勝ちと負けのこと。
庚は十干の中で一番剛健なものと言えるので、そのことについて書いてあります。
但し、「土潤則生、土干則脆」の土は地支の土であると考えなければなりません。
というのも、そもそも庚は天干に土があることを非常に嫌うからです。
これは戊、己関係ありません。
戊を乾いた土、己を湿った土と考えていては、この部分で勘違いしてしまいます。
また、乙は干合する相手ですが、剋さないなどということはなく、簡単に剋し切ってしまうものです。
天干に乙があれば、若干性格が丸くなるという傾向はありますが、実際の行動は剋し切る、これだけです。
運命学実践家・易者 武部泰莞
● 鑑定の御案内
対面鑑定、通信鑑定(電話、メール、Skype、Line)を承っております。
その他、詳細は以下の画像から。
● 占術教室の御案内
現在、イーチンタロット講座、手相講座、九星気学講座を開講しております。
詳細は、以下の画像から。
● Facebookページ


