天赦日について(郭氏元経から) | 運命学の研究

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● 天赦日について(郭氏元経から)


大阪の易者 武部泰莞です、こんにちは。

 

 

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昨日(2018.9.13)は天赦日だったのですが、その天赦日について郭氏元経に書かれているところがあったので、紹介してみます。

 

 

 

郭氏元経 巻之七

 

天赦篇 第六十一

 

春秋は戊及び寅申を用い、此の理如何にぞ具陳すべし。戊は陽主と為し、君徳を同じくする。春到り秋収むる是此の因なり。

 

何を以て春は戊寅を用い、秋は戊申を用いて天赦と為す。蓋し戊己土は中央に居す。戊は陽土と為し、徳は君王と比する。己は陰土と為し、徳は皇后に比する。故に専ら戊寅申を用いて陰陽の會と為す。春木は寅を生じ臨宮は位を得る。故に恩を行うべくして徳を天下に布くなり。秋金は申に至り臨宮は位を得る。故に赦を主とすべくして澤を天下に被らしむなり。又、春は青帝令を行い、戊寅の日は星辰同じく紫微帝君に朝す。故に救いは戊寅を用いる。秋は白帝令を行い、戊申の日は星辰同じく北極に朝す。故に赦は戊申に在り。

 

夏冬は甲及び子午を用いる。甲は制令を為し、臣を制する。子午は陰陽の極處なり。紫微は徳を布いて星辰を會す。宅を葺き脩営一日の工、能く天赦に當って灾凶を免れる。夏は甲午を用い、冬は甲子を用いて天赦と為す者なり。夏は万物長じ、冬は万物を蔵す。天地動静の時なり。甲は立制の首となし、子午は陰陽の極と為す。十一月子は陰遁の極にして陽に至る。五月午は陽遁の極にして陰に至る。夏火は午に旺じる。故に甲午を用いる。冬水は子に旺じる。故に甲子を用いる。夏は赤帝令を行い、甲午は衆星を集めて北極に乾す。故に赦は甲午に在り。冬は黒帝令を行い、甲子は衆星に會して北極に朝す。故に赦は甲子に在り。若し一日の工脩葺墻の字選お用いれば、天赦日は百に禁忌なし。

 

元経反覆して其の旨を言う、後学尋頭指蹤を得よと。

 

 

 

本の訓点のままではどうも意味が通らないので、無理やり読み下しているところもありますし、分かっていない言葉もあります。

(さっき初めて読んだので)

 

 

どうして天赦日は、春は戊寅日、夏は甲午日、秋は戊申日、冬は甲子日なのか、この部分は非常に理解しやすいように個人的には感じました。

 

 

読めば分かると思いますが、十干の特徴と十二支の特徴を、季節の特徴に上手く合わせて天赦日というものが考え出された(発見された)ようです。

 

 

十干というのは、甲(木、陽)、乙(木、陰)、丙(火、陽)、丁(火、陰)、戊(土、陽)、己(土、陰)、庚(金、陽)、辛(金、陰)、壬(水、陽)、癸(水、陰のことです。

 

 

十二支というのは、子(旧11月、冬、陽)、丑(旧12月、冬、陰)、寅(旧正月、春、陽)、卯(旧2月、春、陰)、辰(旧3月、春、陽)、巳(旧4月、夏、陰)、午(旧5月、夏、陽)、未(旧6月、夏、陰)、申(旧7月、秋、陽)、酉(旧8月、秋、陰)、戌(旧9月、秋、陽)、亥(旧10月、冬、陰)のことです。

 

 

春夏秋冬という季節は、夏と冬は季節が激しい、極端であると言うことが出来、春と秋は同じような季節であると言うことが出来ます。

 

 

これは、太陽の出る位置や高度を考えれば分かることですが、夏は夏至、冬は冬至で、夏と冬はその季節が反対で極端です。

 

 

一方、春は春分、秋は秋分で、その季節は反対ですが、太陽は同じ位置(真東)から出て、同じ位置(真西)に沈みます。

 

 

これを踏まえた上で天赦日、すなわち暦上の特別な日を考えていきます。

 

 

まず、春と秋は、太陽高度も日の出・日の入りの位置も中央なわけですから、中央を意味する五行である土の十干を取ります。

 

 

この時、戊は陽(+)で、己は陰(-)ですが、戊は君子や皇帝(主)、己は皇后(従)にたとえられます。

 

 

(天)赦を与えるわけですから、これは君子や皇帝(主)でなければなりません。

 

 

ですから、戊を取ります。

 

 

干支の特徴で、陽の十干は陽の十二支と結びつき、十干と十二支が陰陽逆の組み合わせになることはありません。

 

 

ですが、春分の日は卯月(陰)で秋分の日は酉月(陰)ですから、戊卯とか、戊酉という干支は出来ないわけです。

 

 

そこで、春と秋の始まりの十二支である寅と申を用いるのです(臨宮というのはこういう意味であると考えられます)

 

※ 原文臨官の間違いかもしれません。臨官とは建禄のことですから、春(=木)の建禄は寅ですし、秋(=金)の建禄は申です。こちらの方が説明はすっきりするように思います。

 

 

それで、春の天赦日は戊寅日、秋の天赦日は戊申日とし、これに験があるのです。

 

 

夏と冬は、季節が激しいのですから、十干は最も著しいもの、最も飛び抜けているもの、一番という意味のある甲(陽)を取ります。

 

 

夏至は午月(陽)、冬至は子月(陽)ですから、干支はそのまま甲午、甲子を取ります。

 

 

それで、夏の天赦日は甲午日、冬の天赦日は甲子日とし、これに験があるのです。

 

 

 

この解説を参考に、原文を楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

 

 

さて、僕自身、もう8年ぐらい天赦日にはお参りをさせていただいていますから、どうしてこの日が天赦日なのかというのをずっと知りたいと思っていました。

 

 

今までこういう解説が書かれているものを見つけることが出来なかったので、この郭氏元経の解説には満足しています。

 

 

 

 

何故こういう考え方がなされるのかという疑問を持って、自分で色々と調べていくというのは大切だと思います。

 

 

色んな事が繋がっていって、深みが増すように自分では思います。

※ あくまでも個人の感想です 笑

 

 

 

 

運命学実践家・易者 武部泰莞

 


 

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